Cassina、新作照明とディテールオブジェを発表。歴史的名作と現代デザインが交差する「光のコレクション」
取材/LWL online編集部
Cassina(カッシーナ)は、2025年11月より新作の照明コレクションとオブジェ「Details」コレクションを全国直営店で発表する。チャールズ・イームズやイコ・パリージの名作照明を現代技術で再構築したモデルに加え、Neri&HuやLinde Freya Tangelderなど現代デザインを牽引するクリエイターの新作も登場。ムラーノガラス、吹きガラス、アルミニウムなど素材表現が際立つ注目ラインナップとなる。
“Lighting” & “Details” コレクション新作が全国直営店に登場
モダンデザインの遺産を継承しながら、未来の住まいにふさわしい光の体験を創造する。
Cassina(カッシーナ)が発表する照明とオブジェクトからはそのような印象を受ける。
Lightingコレクション、そして空間をしなやかに引き締めるDetailsコレクション。
光は単なる演出ではなく、建築の内側で呼吸する「もうひとつの素材」だ。チャールズ・イームズやイコ・パリージといった20世紀巨匠の構想を現代技術で再解釈し、そこにリンデ・フレイヤ・タンゲルダーやNeri&Hu(ネリ&フー)などの実験的デザイナーが加わることで、Cassinaは光の系譜に新たな章を刻む。
建築的思考が宿る“HELENA”
HELENA pendant lamp designed by Charles Eames
1935年、チャールズ・イームズが建築家として駆け出しの頃に手がけた聖メアリー教会の照明が、現代に静かに蘇る。
吹きガラスの球体にアルミニウムの半球カバーを組み合わせ、小さな星型の穿孔が柔らかな影を壁面に投影。オリジナルにあったガラス球を支える軌道リングは、構造をそのまま美へと転化する“イームズ的”精神の象徴だ。仕上げはマットブラックとポリッシュアルミニウムの2種。
光と影の「建築的ディテール」が、このランプに儀式的な静謐さを与えている。

まぶたが開閉する、詩的な装置
PALPEBRA table lamp designed by Ico Parisi
イコ・パリージの1970年作を尊重しつつ、現代の感性へと更新したテーブルランプ。まぶた(PALPEBRA)の名の通り、上部カバーの開閉で光がまぶたのように動く。
新たな調光技術を導入し、1970年代モデルでは光源を収めるだけの役割を果たしていたステンレススチールのリングに、静電容量式センサーを搭載し、連続調光と「0 – 100 – 50 – 0」という象徴的リズムの切替が可能。仕上げはサテン仕上げのアルマイト処理アルミニウム、マットブラック塗装、グロッシーレッド塗装の3種。

紙鳶(カイト)が空間に舞う
3to9 designed by Neri&Hu
中国の紙凧を空に舞い上げる芸術「紙鳶(zhiyuan)」に着想を得たモジュラー照明。繊細なワイヤフレームを半透明ファブリックが包み込み、柔らかな拡散光を生む。
半透明ファブリックパネルが、クリアスチールまたはブロンズ仕上げから選べる繊細な金属ワイヤ構造を包み、均一で心地よい拡散光を生む。ペンダント、ウォール、フロア、テーブルの各形態を用意し、長さの異なる2要素(片方はもう一方の倍)を単体でも組み合わせでも構成でき、多様なインスタレーションを可能にする。

ワックスの痕跡を宿す、ムラーノガラスのペンダント
WAX, STONE, LIGHT pendant lamp designed by Linde Freya Tangelder
リンデ・フレイヤ・タンゲルダーによるWAX, STONE,LIGHT(ワックス、ストーン、ライト)コレクションは、ムラーノガラスの彫刻的ブロックを用いたペンダント。鋳鉄型内で吹いたガラスが、ワックス成形の不均一な表情を保持し、各ピースが固有のテクスチャーを持つ。

Cassina Detailsが空間を彫刻する
CROSS vase designed by Bodil Kjær
Bodil Kjær(ボーディル・ケア)による十字型の吹きガラス製フラワーベースで、内部の4区画にそれぞれ一輪を挿せる設計。
1960年代初頭のデザインをもとに3サイズで再編集し、そのうち2サイズはオリジナル寸法を踏襲する。鋳鉄型で成形後、表面を繊細にハンマリングして仕上げるため、すべてが唯一無二の存在となっている。

香りという“見えないインテリア”
CASSINA HOME FRAGRANCE
Cassina Home Fragrancesシリーズには新たに3種の香りが加わる。キャンドルとディフューザーで展開し、二色グラデーションのガラス容器を採用。キャンドルは植物由来のソイ/ココナッツワックスで、エッセンシャルオイルをゆっくり放出し、燃焼も緩やか。
ディフューザーはアルコールフリーで可燃性がなく、リフィルにも対応する。
香りは、メロンや洋ナシの花、マグノリア、シダーウッドなどが重なる「Blooming Dawn(ブルーミング・ドーン)」、サンバックジャスミンやサフラン、ローズ・センティフォリア、バニラアブソリュートなどで構成する「Warm Twilight(ウォーム・トワイライト)」、マンダリンやベルガモット、ホワイトムスク、サンダルウッドが調和する「Pure Sand(ピュア・サンド)」を用意する。


- 展示情報
- 会期:2025年11月13日(木)〜12月25日(木)
- 会場:青山本店/名古屋店/大阪店/福岡店
- 青山本店:東京都港区南青山2-12-14 ユニマット青山ビル1–3F
- 営業時間:11:00–18:00(水曜休)
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取材
LWL online 編集部