海辺・バスルームでも使える名作ポータブル照明。アンビエンテック「Turn」シリーズにマリングレード仕様が登場

fy7d(エフワイセブンディー)代表/遠藤義人 

ポータブル照明の名作として、インテリアと光の関係を更新してきたアンビエンテックの「Turn」シリーズ。その完成度の高さは、単なる“持ち運べる照明”という枠を超え、空間の質そのものを底上げする存在として評価されてきた。その代表作「Turn」「Turn+」に、今回新たに加わったのが、塩害に耐えるマリングレード仕様だ。IP66相当の防塵・防水性能に加え、ステンレス素材に特殊な表面処理を施すことで、真鍮のようなゴールドの風合いを長く保つ——。海辺のテラスやビーチリゾート、さらにはバスルームや屋外空間まで。使える場所を広げながら、Turnらしい“品のある灯り”はそのままに。マリングレードという選択は、照明を「設置するもの」から「環境に寄り添うもの」へと進化させる、新しい提案と言えるだろう。

名作「Turn」シリーズに、マリングレードという新解釈

アンビエンテックは、ポータルブルランプ「Turn(ターン)」シリーズの新ラインナップとして、塩水に対する耐食性を加えたMarine Grade(マリングレード)仕様「Turn Stainless Steel/Brushed Gold」「Turn+ Stainless Steel/Brushed Gold」を、1月27日(火)より直営店舗限定で発売した。

左から「Turn+ Stainless Steel/Brushed Gold」「Turn Stainless Steel/Brushed Gold」

このマリングレードシリーズは、田村奈穂デザインの手許を照らすタスク照明「Turn」(2019年)と、空間を演出する間接照明「Turn+」(2021年)のステンレスバージョンに特殊な亜鉛合金処理を施すことで、文字通り海辺や船上でも安心して使えるように開発したもの。

「Turn」「Turn+」は2019年発売時よりカラーバリエーションとして、ゴールドなら真鍮、シルバーならステンレス、ブラックならアルミニウムのモデルをラインアップしていた(スペシャルエディションCRAFTは現行品で生産終了)。

「Turn」「Turn+」 Brass
「Turn」「Turn+」 Stainless Steel
「Turn」「Turn+」 Aluminium Black
「Turn」 Craft Brass/Cotto、Craft Stainless Black/Nero

“真鍮の風合い”を保つためのステンレス×特殊表面処理

もともとTurnシリーズ自体がIP66相当(粉塵が侵入せず、あらゆる方向からの強い噴水流の影響を受けない)の防塵・防水仕様だが、ゴールド色がいいからと真鍮モデルを選ぶと、塩害などで黒ずみやすい。個人的にはそれこそが素材の“味”だと思うのだが、初期のゴールドっぽい風合いを保ちたいという声もあり、ステンレス素材でありながら真鍮のような風合いを保てる表面加工を施したのが、今回のマリングレードシリーズだ。

海辺・ビーチリゾート・バスルームへ広がる使用シーン

海辺のテラス、ビーチリゾート、バスルームや屋外といった日常づかいでも気兼ねなく使えるゴールド色は、新たな照明の選択肢として歓迎されるだろう。

左がオリジナルの真鍮モデルBrass。右のマリングレードは、はじめから真鍮っぽいややくすんだ風合いを出した仕上げになっているのがわかる
タッチすることで4段階の調光が可能。演色性はRa95以上。色温度も白熱球に近づけており、最も暗いLOWモード(16ルクス)では1800K〜1900Kの色温度(製品により異なる)まで下がり、懐かしの常夜灯「ナツメ球」のように光る設計がこだわり
会場に展示されていたパーツ群。緻密な設計製造の一環が窺える

「Turn」Stainless Steel/Brushed Gold(ターン ステンレス/ブラッシュドゴールド)

価格:¥70,400 (税込)
光源:LED
色温度:1800∼2500K
連続点灯時間(4段階調光):LOW/150時間、MID/38時間、HIGH/12時間、EX-HIGH/5時間
材質:ステンレス、ポリカーボネート、ABS、シリコンゴムなど
充電方式:専用充電台、USB type-C
寸法/質量:外径 約130φ×H約275mm /本体 1190g、充電台180g

「Turn+」Stainless Steel/Brushed Gold(ターンプラス ステンレス/ブラッシュドゴールド)

価格:¥72,600 (税込)
光源:LED
色温度:1900∼2500K
連続点灯時間(4段階調光):LOW/660時間、MID/160時間、HIGH/40時間、 EX-HIGH/16時間
材質:ステンレス、ポリカーボネート、ABS、シリコンゴムなど
充電方式:専用充電台、USB type-C
寸法/質量:外径 約130φ×H約165mm/本体 1350g、充電台180g

Ambientec Gallery Tokyoで体感するマリングレードの世界

東京・六本木のAXISビル2Fのショールーム「Ambientec Gallery Tokyo」では、2月10日まで、Marine Gradeシリーズをフィーチャーしたイベントを開催中。購入者にはノベルティ(非売品)がプレゼントされる。

ショールームのBGMは音楽好きな久野義憲CEO直々がつくったプレイリストで演出。今回はマリングレードの発表に合わせたアンビエントな曲が選ばれていた。「現代は情報量が過多で、人間の感度が低下している気がします。だからそこはやっぱり音や光といったものでもう一度感覚を取り戻していくきっかけでありたいと思っています」(久野さん)

[イベント概要]

「New Collection 『Marine Grade debut!』」
開催期間 1月27日(火)∼2月10日(火) ※水曜定休
開場時間 12:00∼19:00
会場 Ambientec Gallery Tokyo(AXISビル 2F)
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル 2F
03-5545-5311

アンビエンテックとは?

アンビエンテックは、2009年7月設立の、富士フイルムやオリンパスなど水中撮影機材のOEM開発製造という技術的バックグラウンドを生かしたポータブル照明ブランド。
水中では色が出にくく光も均一に拡散しづらいところを克服し、リチウムイオン電池を使ったバッテリー駆動技術や放熱設計といったノウハウをふんだんに生かした他にはない精密で長期使用にも安定して応えるモノづくりが凝縮されている。それゆえ、金属切削技術やガラスの質感、精度が図抜けており、IP66を実現していることがそれを証明している。

2013年ローンチのダイバー向けバッテリー駆動水中ライト「RGBlue / アールジー・ブルー」。アンビエンテック製品の技術的な元になった。「Turn+」は同じバッテリーでなんと最長660時間(LOW時)稼働する

良質なものをできるだけ長く愛用したいというユーザーに向けた設計開発思想は、独自のLED制御技術で高品位な灯りを実現するだけではなく、使用する素材の質感や実力派デザイナーを起用した個性的なデザインにも表れている。日本発の世界的ブランドを目指すため新作発表の場をヨーロッパに移し、2021年コロナ禍のミラノサローネ特別展・スーパーサローネでは日本から唯一の出展企業となった。

【問い合わせ先】

株式会社アンビエンテック
神奈川県横浜市神奈川区金港町2-1 パークタワー横濱ポートサイド2F
ambientec.co.jp
Instagram:@ambientec_official

  • fy7d(エフワイセブンディー)代表

    遠藤義人

    ホームシアターのある暮らしをコンサルティングするfy7d(エフワイセブンディー)代表。ホームシアター専門誌「ホームシアター/Foyer(ホワイエ)」の編集長を経て独立、住宅・インテリアとの調和も考えたオーディオビジュアル記事の編集・執筆のほか、システムプランニングも行う。「LINN the learning journey to make better sound.」(編集、ステレオサウンド)、「聞いて聞いて!音と耳のはなし」(共著、福音館書店。読書感想文全国コンクール課題図書、福祉文化財推薦作品)など。

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