空間をデザインするラグジュアリーな映像体験。“光の演出装置”エプソン EH-QL3000

 取材/LWL online編集部

エプソンのEH-QL3000はその圧倒的な輝度とレンズ交換システムによって、空間を“映像のキャンバス”へと変える。最大1,000インチの大画面で、映画やコンサート、スポーツのみならず、環境映像やデジタルアートまで、あらゆるコンテンツを楽しむことができる。建築、インテリア、テクノロジーが交差する新しいラグジュアリーの形がここにある。

光を操る建築、光を演じるプロジェクター

「建築とは、光の下に集められたヴォリュームの巧みな、正確な、壮麗な戯れである」──ル・コルビュジエ『建築をめざして』。

モダンデザインの巨匠の100年以上前に記されたこの言葉は、今もなお私たちに深い示唆を与えてくれる。

建築は石や木、鉄やガラスといった素材だけでは成立しない。差し込む光の角度や強さが空間の意味を決定づけ、そこに命を吹き込むのだ。

コルビュジエの思想を、いまの時代に発展・再解釈してみるなら──光は建築の根源的な素材であるのと同時に、映像という動的で豊かな層をまとう存在になったといえる。映像とは光が時間と物語を宿して空間に現れる形であり、建築に新しい次元をもたらす。

現代のラグジュアリー住宅においても、家具やアート、選び抜かれたマテリアルだけでは空間は完成しない。

照明や自然光による演出はもちろんのこと、空間に映像が広がることで、住まいは単なる居住空間から五感を刺激し感性を揺さぶる空間へと変貌し、命が吹き込まれる。

「映像による光の演出」を現代の邸宅に提案できる存在としてお薦めしたいのが、エプソンのホームプロジェクター EH-QL3000 である。

エプソン EH-QL3000。6,000ルーメンという圧倒的な高輝度を誇る4K HDR対応プロジェクターである。

圧倒的な明るさと高いコントラスト

エプソンの「EH-QL3000」は独自のシフト技術による4K解像度の3LCDシステムを採用したレーザープロジェクターだ。

最大の特長は6,000ルーメンの高輝度。明るいリビングでも鮮明かつ色彩豊かな映像を再現し、コントラスト比2,500,000:1が生む豊かな階調表現によって、白の輝きから暗部の陰影までを克明に描き出す。

設置性も非常に考慮されている。レンズは交換式となっていて、超短焦点から長焦点まで幅広い環境に対応可能である。

吹き抜けやガラスウォールといった、プロジェクターの設置が難しい空間でも柔軟に対応できる。

さらに本体カラーはブラックとホワイトの2色を用意し、天板部分にはオプションカラーリングも可能となっている。そのため、隠さなくてもインテリアや建築意匠に溶け込むプロダクトとして仕立てられている。

EH-QL3000は映像機器でありながら、建築やインテリアの「素材」として設計段階から組み込むことができる存在なのである。

本体カラーにはホワイトモデルとブラックモデルが用意されている。
プロジェクター天板はオプションのカラーリングも選択が可能だ。

明るく力強い映像がデザインする新しい住空間

EH-QL3000の真価はその圧倒的な明るさが切り拓く体験にあると言えるだろう。

6,000ルーメンという高輝度は、壁面や窓面を覆うような300インチ級の大スクリーンでも力強い映像を保ち、等身大をはるかに超えるスケール感を明るい空間で楽しむことができるのだ。

EH-QL3000があることで、リビングやパーティルームでは、建築空間そのものが“映像の舞台”へと変貌する。

ゲストを招いたパーティでは映像とライティングが響き合い、邸宅全体が祝祭の場となる。ライブ配信やフェスの映像を流せば、リビングに非日常の熱気を呼び込み、スポーツ観戦では昼間の邸宅がプライベートスタジアムと化す。

6,000ルーメンの高輝度が実現する、明るいリビングでの大画面体験。建築と映像が溶け合う、新しいリビングシアターのかたち。

さらに娯楽を超えた映像体験も可能になる。

デジタルアートや自然風景を映し出すことで、住まいは時間によって表情を変えるキャンバスとなり、四季折々の自然や都市の夜景をまとうギャラリーへと進化する。

圧倒的な明るさを持つEH-QL3000は暮らしを文化的に豊かにする「光の装置」なのだ。

建築を自由にするレンズ交換式システム

建築・デザイン面におけるEH-QL3000の真価としてはレンズ交換システムが挙げられるだろう。

吹き抜けのリビング、高天井のメディアルーム、ガラスウォールに囲まれた海を望む別荘──従来なら大画面映像の投影が難しかった環境であっても、EH-QL3000を使えば大画面映像を組み込みやすい。

超短焦点レンズを用いれば、壁の近くに設置しても大画面を実現でき、長焦点レンズなら離れた位置からの投影でも圧倒的なスケール感を確保できる。

さまざまな設置環境に最適なレンズを選択することができる。そのため、これまでプロジェクター&大スクリーンの導入が困難であった空間でも設置することが可能である。
例えば、超短焦点ゼロオフセットレンズを使えば、極めて短い投射距離で大画面を投影できる。また、空間デザインのイメージを損なわないためのレンズカバーオプションも用意している。
超短焦点レンズを使用した場合のイメージ。

都市型ペントハウスでは、窓越しの夜景を背景にスクリーンに映像を映し出し、都市の光と映像が呼応するインスタレーションのような空間を創出できる。

夜景に溶け込むデジタルアートや風景映像は、リビングをギャラリーへと変貌させる。海辺の別荘では、波音や潮風と組み合わせ、海辺の景色や季節の風景を映像で拡張し、リビングでシネマティックな体験が楽しめる。

フェスやライブ映像を投影すれば、自宅リビングが非日常の舞台となり、スポーツ観戦では昼間の明るい空間でもプライベートスタジアムの熱気を味わえる。

瞑想やヨガの時間には、森や水辺の映像を流して心を落ち着けることも可能だ。

立体感がある映像だから、宇宙や地球の立体映像を使った教育コンテンツを投影して、学びの体験を豊かにすることもできる。

「どの壁面をキャンバスにするか」「どの動線に映像を置くか」。映像計画も照明計画や動線設計と同じく、建築デザインの一部として考えることができる。

家具やアートの配置に加え、映像の投影位置や角度を設計段階で想定できる自由度は、建築家やデザイナーにとって大きな価値だ。

EH-QL3000は、さまざまなラグジュアリー環境で、光と映像を設計に組み込むためのテクノロジーが詰め込まれた装置である。

都心のリビングが、スタジアムに変わる。光に包まれながら、リアルを超えた映像体験が楽しめる。

住まいを美しく、豊かに演出する

「Living Wellness in Luxury」の理念においても、EH-QL3000は象徴的な存在である。

ウェルビーイングとは静寂や安らぎだけではなく、芸術や文化との出会い、心を解き放つ祝祭によっても育まれる。

リビングに広がるコンサートホール、パーティルームを満たす美術館の展示、別荘で楽しむプライベートシネマ…。EH-QL3000は日常に「華麗なる非日常」を呼び込み、人生を豊かに彩る。

さらにホームオートメーションシステムとの統合により、映像が光や音楽とシームレスにつながることも可能である。スマートフォンをワンタッチするだけで邸宅は劇場に、ギャラリーに、祝祭の場へと変わるだろう。

EH-QL3000はIP制御機能搭載により、「Crestron Connected」「Control4」に対応しているので、ホームオートメーションシステムに組み込むことが可能。そのため、スマートフォンやタブレットからワンタッチで劇場を呼び出すことができる。

EH-QL3000は単なる映像機器ではない。光を建築の素材へと変える「演出家」であり、住まいを舞台へと変貌させる存在だ。

「人生のすべては建築に帰結する」──コルビュジエのこの言葉が示すように、建築とは器を超え、人生の記憶を刻む舞台である。

EH-QL3000は現代の邸宅に「光の演出装置」として命を吹き込み、住まう人の人生に新しい祝祭の記憶を刻んでいくことだろう。

SPEC

●方式:3LCD方式 ●解像度:4K ●輝度:6,000lm(最大) ●コントラスト比:over 2,500,000:1 ●外形寸法(W×D×H): 568mm×568mm×181mm(突起部含まず) ●質量:約21.1kg ●投写レンズ:オプション ●消費電力(レーザーライト出力「100%」時、スタンバイ時):453W/0.5W ●同梱物:電源コード(3m)/リモコン(電池付)/かんたんスタートガイド/仮保証書/ケーブルカバー/天板 ●保証期間:3年

HDMIは2系統3端子(HDCP 2.3対応)、RS-232C端子1系統、LAN端子1系統と充実している。

EH-QL3000ウェブサイト

https://www.epson.jp/products/dreamio/ehql3000

※上記ページの投写画面はハメコミ合成です。

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