KEF Coda W — 音を纏う、デザインを聴く。
取材/LWL online編集部
英国の老舗オーディオブランドKEF(ケーイーエフ)が、名機「Coda」を現代に蘇らせた。新作「Coda W」は、洗練されたミニマルデザインと、KEFが誇る音響工学の粋を融合したオールインワン・スピーカー。アナログレコードの温もりから最新ストリーミングまで、すべての音が上質なインテリアとして息づく。
革新的技術でオーディオを牽引してきたKEF
1961年創業のオーディオブランド KEF。Uni-Q®同軸ドライバーをはじめ、数々の革新的技術でHi-Fiの世界を牽引してきた。
そして2025年、1971年に登場した初代「Coda」シリーズの名を冠して新たに発表したオールインワン・アクティブスピーカーが「Coda W」である。半世紀を超える時を経ていま「Coda」が蘇る。
新モデルCoda Wは、初代Codaの精神を受け継ぎながら、現代の生活空間に自然と溶け込むアンプ内蔵のオールインワン・アクティブスピーカーとして新たな姿を得た。

造形美と機能美の交差点。
直線的なフォルムと柔らかな稜線、そして深みのある5色のカラーパレット。ヴィンテージ・バーガンディ、ニッケル・グレー、モス・グリーン、ミッドナイト・ブルー、ダーク・チタニウム。

どのトーンも、照明や家具の質感と響き合い、空間の静けさに気品を添える。SQ1フロアスタンドと組み合わせれば、サウンドとデザインの両面で理想的な配置を追求できる。
リビングに置かれた瞬間、その姿は音の彫刻のようだ。

技術の粋で描く、自然な音場。
Coda WにはKEFが誇る第12世代Uni-Q®ドライバーを搭載。高域を担うトゥイーターが中低域を担うミッドレンジの中心に同軸配置する点音源設計により、音像の定位と奥行きを高い次元で両立する。
DSPアルゴリズム「Music Integrity Engine®」はCoda W専用にチューニングされ、クロスオーバーや位相を精密に制御。音の立ち上がりから余韻まで、滑らかで一貫した再現性を実現する。
各スピーカーには高域用30W+低域用70WのクラスDアンプを内蔵し、合計出力200 Wを確保。最大音圧102 dBという余裕のダイナミクスで、コンパクトな筐体から想像を超えるスケール感を描き出す。
アナログ、テレビ、ストリーミングを横断する
Coda Wはアナログレコードから現代のストリーミングまでを自在に横断することが特長だ。
ワイヤレスではBluetooth® 5.4aptX Adaptive™の採用により、高品質で低遅延のワイヤレス接続を実現。また、aptX Lossless™コーデックは、最大16ビット/44.1kHzのCDクオリティの解像度をサポートする。
有線では、USB Type-C(最大24 bit/192 kHz)、光デジタル、RCAライン入力、サブウーファー出力を搭載している。ハイレゾクオリティのサウンドを存分に楽しむことができる。HDMIを搭載しているので、HDMI ARC接続によってテレビにも接続することができる。

注目したいのはアナログレコードの再生に対応している点である。MMフォノイコライザーを内蔵しているため、アナログレコードプレーヤーをダイレクトに接続することが可能である。アナログの温もりをそのまま味わいながら、スマートフォンアプリ「KEF Connect」で音質プリセットやファームウェア更新も簡単に行える。
アナログからデジタルまでさまざまなサウンドを楽しむことができるのだ。


“エントリー”ではなく、“ここからが始まり”
価格は129,800円(税込/ペア)。オーディオとしてはいわゆるエントリークラスに位置づけられながらも、奏でるサウンドはKEFが培ってきたハイファイ哲学の延長線上にある。
Hi-Fiへのファーストステップとしてだけでなく、音と美を日常に取り入れたい人のための一台として存在している。
Grace Lo(グレース・ロー)KEF Global社長はこう語る。
「レコードの温かみを手軽に楽しみつつ、ストリーミングにもシームレスに切り替えられる。それがCoda Wの本質です。」
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LWL online 編集部