KEFのワイヤレススピーカー「LSX II」に新色アンバーヘイズ/コットンホワイトが追加──空間に”静けさ”と”温度”をもたらすワイヤレスHi-Fiの新美学

 取材/LWL online編集部

英国発のハイエンドオーディオブランド<KEF>は、コンパクトHi-Fiの代表格「LSX II」に新色アンバーヘイズ(Amber Haze)とコットンホワイト(Cotton White)を追加し、2025年12月9日より発売を開始した。LWL onlineではこれまで、Blade、LS50 Wireless II、KEF Music Gallery TOKYOの体験イベントなど、同ブランドが示してきた「空間とオーディオの新しい関係性」を取材してきた。今回の新色は、その延長線上にありつつも、さらに生活者の美意識という領域まで踏み込んだアップデートと言える。

KEFが追求する「音とインテリアの調和」というデザイン哲学

KEFは音質もさることながら、オーディオのデザインも重視する。
特に、LSX IIのようなリビングに常設されるワイヤレスHi-Fiにおいては、「音」と「オブジェクトとしての佇まい」が等価に並ぶ。

KEFのデザインチームは、近年のインテリアトレンドとして台頭する「Soulful Minimalism(ソウルフル・ミニマリズム)」、「AI Metamorphosis(AIメタモルフォーシス)」といった潮流を丁寧に読み解き、生活者の空間に溶け込む新たな色調を導き出したという。

アンバーヘイズ:空間に温度と深みをもたらす“琥珀のニュアンス”

琥珀色が帯びる熱量は、夕景のような温かさと、金属光沢の理知的な印象を共存させる。リビングにあえて語るオブジェクトを置きたい人に最適だと言えよう。

コットンホワイト:静けさと柔らかさを纏うミニマルカラー

柔らかく、空気の密度を変えるような白。インテリアの余白と響き合うその色は、ミニマル空間に「呼吸」をもたらす。

いずれもデザイナー、マイケル・ヤングが手がけるファブリックキャビネットと見事に融合し、インテリアの文脈でKEFらしいプロダクトの“質感”が再定義された。

LSX IIとは?──ワイヤレスHi-Fiのスタンダードを築いた名作

そもそもLSX IIはワイヤレススピーカーの利便性と、Hi-Fiスピーカーの純度を両立したオールインワンシステムである。
AirPlay 2、Chromecast、Spotifyなどの主要サービスを完全サポートし、テレビ、ノートPCともシームレスに連携する。

ひとつの空間に過剰な機器を持ち込む必要がない。
Less hardware, More experience.
それがLSX IIが示すラグジュアリーの作法である。

KEF Connectアプリを中心とした操作性も進化し、セットアップから微調整まで直感的に行える。
コンパクトでありながら「住まいに知性を与えるスピーカー」と呼びたくなる完成度だ。

青山で体験できる——KEF Music Gallery TOKYO

青山の静謐な路地に佇むKEF Music Gallery TOKYOは、LWL onlineでも繰り返し紹介してきた同ブランドの世界観の象徴だ。
素材・光・音が編み上げる“建築化されたサウンド体験”は、KEFの哲学を最も美しく体現している場所と言ってよい。

今回の新色LSX IIも、発売に合わせてギャラリーで試聴可能。
アンバーヘイズとコットンホワイトが、本当に「空間にどう響くのか」、ぜひ現地で確かめていただきたい。


LSX II
価格:198,000円(税込・1セット)

販売チャネル
KEF Music Gallery TOKYO
KEF公式オンラインストア
KEF正規販売店

KEF Connectアプリ
Google Play:https://apps.apple.com/jp/app/kef-connect/id1512439427
App Store:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kef.connect

KEF──クラフトマンシップの系譜を現代へ

1961年、BBCエンジニアのレイモンド・クックによって英国ケント州メイドストーンで創業。
革新的素材の採用、Uni-Qドライバーの開発、Referenceシリーズの礎など、スピーカーの歴史において数々の革新を遂げてきたブランドである。

近年はワイヤレススピーカーやヘッドフォン領域でもハイフィデリティの再解釈に挑み、「移動中も、家にいるように音楽を美しく聴ける世界」を拡張している。

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    LWL online 編集部

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