Bang & Olufsen 100周年記念展開催。美しい音とデザインの100年を体感

 取材/LWL online編集部

デンマーク北部ストルーアで1925年に産声を上げたBang & Olufsen。その100年の軌跡を総覧する記念展「Beautiful Sound and Design - バング & オルフセンが紡ぐ美しい音とデザインの100年」が、2026年4月3日より表参道ヒルズ B3F スペース オーにて開催される。

LWL onlineではこれまで、Beolab 90 Titan Editionをはじめとするフラッグシップ機や、建築と融合する音響体験を通じて、Bang & Olufsenを「プロダクトブランド」ではなく「空間文化の担い手」として位置づけてきた。
本展は、その思想を1世紀のスケールで可視化する試みと言えるだろう。

Bang & Olufsen Centennial Collection~100年の音と美が、いま再び響き合う~

Bang & Olufsen「Beosound Premiere」。100周年の美学を結晶化した「音響の彫刻」。

Bang & Olufsen 100周年の到達点──Beolab 90 Titan Editionが示す、音響×モダニズム×ラグジュアリーの現在地

Bang & Olufsen 100周年記念展とは何か

1925年創業、北欧デザインと音響技術の融合

創業者ピーター・バングとスヴェン・オルフセンが掲げたのは、技術的革新と審美性の両立という難題だった。単に高性能であるだけではなく、空間に置かれた瞬間に「建築の一部」として呼吸するプロダクトを目指して製品づくりが行われてきた。

展示では各時代を象徴する名作とともに、広告ビジュアルやデザイナーの思想にも焦点を当てる。それは単なるプロダクト回顧ではなく、「音をどう暮らしの中に位置づけてきたか」という文化史の検証でもある。

オーディオが家電から「建築要素」へと昇華していくプロセスをたどることができるわけだが、その文脈はLWL onlineが提唱してきた「Luxury Smart Home Theater」の思想とも深く共鳴する。

Atelierと日本クラフツマンシップの共鳴

本展の重要な軸のひとつが、クラフツマンシップである。

Bang & Olufsenが近年強化しているフルオーダーメイドサービス「Atelier」は、素材・仕上げ・色彩を顧客ごとにカスタマイズする取り組みだ。そこには北欧の木工技術やアルミニウム加工の高度な知見が凝縮されている。
今回、クラフツマンシップを重視してきたブランドとの協働が示唆されている点も見逃せない。協賛にはカリモク家具株式会社、ルイスポールセンジャパン株式会社の名が並ぶ。家具、照明、音響——異なる領域のクラフツマンシップが交差することで、空間は単なるインテリアを超えた「統合体」へと変貌する。

これはまさに、LWL onlineが描く「建築統合型ラグジュアリー」の実践例に他ならない。

リスニングルームで体感する「Bang & Olufsenのある暮らし」

会場にはリスニングルームが設けられ、実際にスピーカーやヘッドホンの試聴が可能だ。
ただし、単なる音質チェックではなく、空間演出、インテリアとの調和、光との関係性——音がどのように空間の質感を変容させるのかを体感する場である。
Bang & Olufsenのプロダクトは、常に「主張するオーディオ」でありながら、決して騒がしくない。
そこにあるのは、静謐な存在感と、素材の触感までも音楽体験に編み込む設計思想だ。
100周年を記念した書籍の先行販売やオリジナルグッズも予定されているが、重要なのは、Bang & Olufsenが「音響メーカー」ではなく、「美しい時間と体験を設計するブランド」であるという再確認ができる「場」ということだ。

スマートホーム、建築統合制御、ウェルネス住宅——住まいを取り巻くテクノロジーは進化を続けている。その中でBang & Olufsenは、クラウド依存のガジェット的進化とは異なる道を歩んできた。
素材、造形、物理的な存在感。テクノロジーを「見えないもの」にするのではなく、「美しく可視化するもの」として扱ってきた。
LWL onlineが提唱する「ラグジュアリーとテクノロジーの融合」の理想形のひとつである。

100周年は到達点ではない。本展示は次の100年への設計図が提示される場となるだろう。
100年の時間を経てなお、音は「美」であり続ける。そしてその美は空間の記憶となる。
この春、表参道で、その静かな響きを確かめたい。

開催概要

Beautiful Sound and Design – バング & オルフセンが紡ぐ美しい音とデザインの100年
会期:2026年4月3日(金)〜4月12日(日)
開館時間:11:00–19:00(最終日のみ17:00まで)
入場料:無料
会場:表参道ヒルズ B3F スペース オー
主催:Bang & Olufsen Japan

https://www.bang-olufsen.com/ja/jp

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    LWL online 編集部

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