代官山 蔦屋書店で「ART SPARK 2026」開催──創造性に火が付く、アートと本の実験的フェア

 取材/LWL online編集部

東京・代官山の街に、創造性の火花が散る。代官山 蔦屋書店は、2026年2月13日(金)から3月2日(月)まで、アートイベント「ART SPARK 2026」を開催する。個性豊かなアーティストと来場者、そして街そのものが共鳴しながら、新しい文化の「火種」を生み出すことを目指す、実験的なプロジェクトだ。

創造のエネルギーが連鎖する「ART SPARK 2026」

本イベントが掲げるテーマは、「創造のスパーク」。
アーティストの内側に秘められたエネルギーが一瞬のきらめきとなって放たれ、表現から表現へと連なっていく──そんな「創造の連爆点」を、展示空間全体で可視化する試みである。

アートと本が交差する、蔦屋書店ならではの体験

「ART SPARK 2026」の特徴のひとつが、アートと書籍を横断する構成である。展示作品の一部には、代官山 蔦屋書店のコンシェルジュが選書した書籍が併設される予定だ。作品を起点に、本という別のメディアを介して思考や解釈が広がっていく。

鑑賞者は、ただ作品を見るだけではなく、読むこと、考えること、連想することを通じて、自身の感性に火が付く瞬間を体験する。
蔦屋書店が長年培ってきた「編集する場」としての空間性が、アートイベントとして昇華される。

“創造が跳ねる瞬間”を可視化したキービジュアル

本イベントのキービジュアルを手がけたのは、アーティストの牛木匡憲。のびやかな線と奔放な色彩、そして軽やかなフォルムが、“創造が跳ねる瞬間”というコンセプトを直感的に表現している。

ビジュアルそのものが、展示に先立って来場者の感覚を刺激し、「ART SPARK 2026」が持つ躍動感と自由さを象徴する存在となっている。

牛木匡憲
1981年、新潟県南魚沼生まれ。2004年、武蔵野美術大学卒業。文具メーカー、制作会社、ゲーム会社勤務を経て、2013年に独立。すべての作品に固有のキャラクターを与え、それぞれを一つの存在として扱う制作をテーマとし国内外で活動中。本展のキービジュアルも手掛けている。

参加アーティスト

本展には、ジャンルや世代を越えた9名のアーティストが参加する。

  • 草森冬弥
    生成AIを用い、美術・音楽・映像を横断する表現を展開。言葉を「筆」として用い、AIとの対話から像を立ち上げる制作手法は、現代的創造の最前線を示す。
  • COFFEEBOY
    コーヒーをモチーフにしたシンプルなドローイングで、書籍、プロダクト、ブランドコラボレーションまで幅広く活動。
  • Hana Kuwai
    ハーレーダビッドソンのカスタムカルチャーを背景に、近年はアートブランド「UNDULATION」として国際的評価を高める。
  • MADARA MANJI
    伝統技法「木目金(杢目金)」を現代彫刻へと拡張し、素材と人間性の関係を探究する金属彫刻家。
  • TAKUMI TSUDA
    ペインター、デザイナー、アートディレクターとして国内外のブランドや音楽シーンと協業。
  • TERRIBLE WHORE
    ソフトビニールトイを自己完結型で制作し、造形とカルチャーの境界を更新し続ける。
  • UUUU
    「ニュー丁髷」という独自概念で、写真・立体・出版・プロダクトまで多面的に展開。
  • harutoke
    「ハレとケ」の思想を背景に、日常に小さな福をもたらす招き猫を一点一点手作りで制作。

特別展示:猫のためのデザインという視点

会期中には特別展示として、アーキテクチャーブランド Jess. のファーストコレクションを初公開。「猫の日(2月22日)」に先駆け、猫目線と人目線を往復するユニークなプロダクトが披露される。暮らしとデザイン、そして動物との関係性を再考させる試みとしても注目したい。

イベント概要

ART SPARK 2026

  • 取材

    LWL online 編集部

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