FEATURE 特集
-

【スマートホーム/ホームオートメーション特集】テクノロジーが“住まい”を再定義する~HOMMAが描く、ラグジュアリー・スマートホームの未来
アメリカ・シリコンバレーを拠点に、建築とテクノロジーの融合から生まれる新しい暮らしのかたちを提案するHOMMA。創業者・本間毅が掲げるのは、住宅を単なる「ハードウェア」としてではなく、「OS=オペレーティングシステム」として再定義する構想だ。 2025年、同社はついに日本市場での展開を開始。東京・六本木ショールームで体験したのは、照明・シェードが最新のセンシングテクノロジーと連動し、自律して動作する、「知性を宿した住まい」。日本ローカルのプロトコルEchonet Liteや、ラグジュアリー邸宅で採用されるBACnet / Modbusにも対応を見据えている。建築インフラとテクノロジーの統合の完成形である。 本サイトが定義する「Home OS」の理想形が、いま確かに姿を現している。
-

【スマートホーム/ホームオートメーション特集】CRESTRON×LUTRONで実現する「住まいの知性」──Home Automation Lab「COMFORCE」が示すホームオートメーションの最前線
去る10月18日に6年ぶりに開催された第24回『Living Wellness in Luxury®』アフタヌーンパーティ。「AI時代のラグジュアリー・ウェルネスライフ」と題したあまたのプレゼンテーションの中で、来場者のもっとも注目を集めたもののひとつが、ホームオートメーションのデモンストレーションだった。本稿では、そのプログラムを担ったHome Automation Lab「COMFORCE(コンフォース)」株式会社に話を訊いた。
-

【スマートホーム/ホームオートメーション特集】HomeWorks 徹底解剖:ルートロンが切り開く「光 × 空気 × 建築」を統合するHome OS──高級住宅の標準装備となる新世代ホームオートメーション
11月7日、来年26年1月よりLUTRON(ルートロン)が発売する住宅制御システム「HomeWorks(ホームワークス)のお披露目会が開催されたのは速報の通り。それを受け、このたび東京・青山にあるルートロンアスカのショールームを再訪した。
-

【スマートホーム/ホームオートメーション特集】日本のスマートホームの「原点」をつくった男 ──レジェンド、ハナムラ・花村 勇 氏が語る「住まいのOS」の15年と未来
日本のスマートホーム黎明期を切り拓いたレジェンド、ハナムラ・花村勇氏が「住宅OS(Home OS)」の原点と未来を語る。GLAS LUCEとiPhoneが生んだ統合UIの衝撃、Crestron導入の決断、人材不足と試行錯誤、ショールームに宿る“静かなOS”思想、そしてAI×状態推定が導く“考える家”の時代へ──スマートホームの本質と次の10年がここにある。
-

【スマートホーム/ホームオートメーション特集】CoolAutomation。どんなエアコンも一括制御!──スマートホームに必須の空調の司令塔
スマートホーム/ホームオートメーションの中核は、光環境(照明と窓廻り)と空調まわりの制御である。光環境について照明器具メーカーを問わずほぼすべての製品を制御できるのがLUTRON(ルートロン)だとすれば、すべての空調制御を行えるのがCoolAutomation(クールオートメーション)だ。日本でこれがなぜ必要なのか、CoolAutomation Japanの代表執行役、横山大樹さんに話を伺った。
-

【スマートホーム/ホームオートメーション特集】Matterとは何か?──スマートホームの誤解を解く。「Home OS」と「IoTガジェット規格」の決定的な違いと正しい位置づけ
本特集をスタートしてからさまざまな質問をいただいているが、その中で多いのが最近話題を集める「Matter」という規格に関する質問だ。日本では何故だかMatterが「スマートホームを標準化する救世主」と語られることも多い。 しかし、LWL onlineが扱うのはIoTガジェットの寄せ集めではなく、CrestronやHOMMA OSに代表される「Home OS」による、建築統合型のスマートホームだ。北米ではすでにHome OSがラグジュアリーレジデンスでは普及している。 その土台の上にMatterがどのように位置づけられているのかを踏まえると、その役割は一般的な印象とは大きく異なる。
-

【スマートホーム/ホームオートメーション特集】「特集ガイド」住まいに知性が宿る、住宅OS時代の到来
美しく、静かで、知性が薫る住まいへ──。照明が時間と季節を読み、シェードは自然光に寄り添い、空調は「体感」を整え、音楽は空間に奥行きを与える。LWL online が贈る【スマートホーム/ホームオートメーション特集】 は住宅OS(Home OS)という新しい建築概念を提示する。「操作しない住まい/自律する建築/空間の知的なふるまい」を基軸に、照明・空調・換気・セキュリティ・エンターテイメントまで、住まいのすべてがシームレスにつながる「知性ある住宅」の未来を描き出す。
-

【スマートホーム/ホームオートメーション特集】スマートホームの“知性”を設計する──システムインテグレーター(SI)とは何者か?
ラグジュアリー邸宅自体がHome OSのもとで知性をもつ存在へと進化するなか、その真価を引き出す職能として注目されているのが、スマートホームのシステムインテグレーター(以下SI)である。まだ日本では耳慣れない肩書きかもしれない。しかし欧米、とくにアメリカでは、CEDIA(Custom Electronic Design & Installation Association)という団体を中心に、30年以上にわたり明確な職能として体系化され、住宅とテクノロジーを統合する「専門家集団」として確立されている。
-

【スマートホーム/ホームオートメーション特集】スマートホームの核心は「プロトコル設計」──Home OS・プロトコルの階層構造を完全解説
空間が美しくあること。そこに流れる光や空気の質が、人の感性に寄り添うこと。そして、住まいそのものが“考え”、状況に応じて環境を整えること──。このすべてを成立させるための鍵が、いまなお日本の住宅設計では十分に語られていない。それが「プロトコル設計」という概念である。 照明、空調、遮光、給湯、太陽光、蓄電池、生活動線、センシング──。これら多層的な要素を「ひとつの思想」で統合するための“建築の言語”こそがプロトコルであり、そのプロトコルを建築としてどう設計するかが、スマートホーム/ホームオートメーションの真の本質となる。 本稿では、各プロトコルの特徴と適用領域を整理するとともに、ラグジュアリー邸宅における住宅設備の内部構造を「プロトコル設計」という視点から紐解いていく。
-

【スマートホーム/ホームオートメーション特集】スマートホーム攻略FAQ|Home OS・統合プラットフォーム・プロトコルまで一問一答で理解する「建築統合型スマートホーム」全20
本記事では、LWL onlineが提唱する「建築統合型スマートホーム/ホームオートメーション」の要諦を、ガジェット型スマートホームとの違いから住宅OS(Home OS)、統合プラットフォーム(Crestron/Control4)、プロトコル(KNX/BACnet/DALI他)、配線計画、UIデザイン、セキュリティ、赤外線がNGな理由まで、一問一答形式で徹底解説。 建築家、デザイナー、インテリアコーディネーター、プランナー、デベロッパーなど、建築のプロユーザーが“実務で使える知識”として、今日からそのまま活用できるスマートホーム基礎編の決定版としている。
-

【スマートホーム/ホームオートメーション特集】「マニフェスト」──スマートホームの答えは「住宅OS」。統合プラットフォームが提示する“本物のホームオートメーション”
スマートホームは「便利なIoT家電」ではない。 LWL onlineでは、照明・空調・セキュリティ・音響・エネルギー管理を建築レベルで統合する“住宅OS(Home OS)”によって自律的に動作するホーム/ホームオートメーションとして定義する。Crestron、Control4、HOMMA、LUTRON HomeWorks──欧米のラグジュアリー邸宅で標準化する統合プラットフォーム(Home OS)をはじめ、KNX / BACnet / Modbus / Echonet Liteといった建築プロトコルが、どのように「住まいが考える仕組み」を実現しているのか。LWL onlineが提唱する「インテリジェント・ラグジュアリー・ホーム」の核心に迫る。
-

【短期集中連載スマートホーム/ホームオートメーション~The Luxury Intelligent Residence】第4回 建築の質を決める「インテリジェンス」としてのライティング
照明器具を選ぶだけの時代は終わった。いま必要なのは、人工光と自然光、シェードやロールスクリーン、センサー、そして中央制御までを統合し、「住まいの光が自律的にふるまう」環境をつくることだ。本稿では、LUTRON HomeWorksを中心に、CRESTRON・KNX・DALIが連動する次世代のライティングコントロールを解説する。
-

【埋込スピーカー小特集】第2回 埋込スピーカーは実は音が良い!~埋込スピーカーの選び方ガイド
前編では、埋込スピーカーが「音が悪い」とされる誤解が設備用ハイインピーダンス方式にあると解説した。本稿では続編として、“音質の良い埋込スピーカー”の条件と選び方をさらに掘り下げる。選定のポイントからブランドの違い、そして住宅で確実に音を引き出すために欠かせないインストーラー(施工業者)まで、必要な情報を網羅する。
-

【埋込スピーカー小特集】第1回 埋込スピーカーはなぜ“音が悪い”と言われるのか? その偏見の正体を探る
埋込スピーカーと聞くと「音が悪い」という印象を抱く人は少なくない。その先入観を完全に否定できない事情もある。その先入観の背景には、建築音響における“インピーダンス方式”の違いがある。本稿では、商業施設やオフィスビルと、ラグジュアリーレジデンスで用いられる音響システムのそもそもの違いを技術的にひも解きつつ、高音質の埋込スピーカーの存在を明らかにする。
-

【短期集中連載スマートホーム/ホームオートメーション~The Luxury Intelligent Residence】第3回 ラグジュアリー邸宅の核となるのはインターフェイス
真のスマートホーム/ホームオートメーションとは、センサーが環境を読み取り、自律的にシーンを変化させる“操作しない住まい”である。しかし現実には、空間と暮らしを結びつけるインターフェイスが不可欠だ。タッチパネル、スマートスイッチ、顔認証ドアホン──最新の操作体系は建築デザインとテクノロジーが交わる領域に進化している。本稿では、ラグジュアリー邸宅にふさわしいインターフェイスをグローバルスタンダードなデザインという視点から解説する。なお、本サイトではIoTガジェットはラグジュアリー邸宅にふさわしいスマート「ホーム」とは捉えていない。CrestronやControl4に代表される、ローカルネットワークで住宅設備をKNXやBAC-NET、Modbusなどのプロトコルで動作させる、統合プラットフォームをラグジュアリー邸宅にふさわしいスマートホーム/ホームオートメーションとして位置付けている。そのため、IoTガジェットの話題は本連載では採りあげない。
-

【短期集中連載スマートホーム/ホームオートメーション~The Luxury Intelligent Residence】第2回 米国邸宅文化に学ぶ「住まいの頭脳」
住まいが“思考する”時代が静かに幕を開けた。アメリカのラグジュアリー邸宅では、CrestronやControl4といった統合プラットフォームが、光・温度・空気・セキュリティ・音・エンターテイメントを一つの秩序のもとに制御する。クラウドやスマートスピーカーの枠を超え、建築そのものが思考する――本稿では、その思想と実装を、統合プラットフォームの代表例であるCrestron/Control4を軸に読み解く。
-

エプソン「EH-QL3000」が描く150インチシアター体験。ラグジュアリーは、光の中に宿る
2025年10月18日、東京・赤坂見附で「第24回 LWLアフタヌーンパーティ」が開催された。コロナ禍を経て5年ぶりの開催となった今回は、ビジネスパートナーやエンドユーザーがひとつの空間に集まり、リアルな体験を共有する特別なひとときに。その中でも、会場に“大画面空間”を作り上げてひときわ賑わっていたのが、エプソンの家庭用プロジェクター「EH-QL3000」を中心に構成されたホームシアター体験ブースだ。
-

アナログが呼吸する都市へ~『Analog Market 2025』取材レポート
11月2日(日)・3日(月・祝)、東京・築地本願寺にて開催された日本最大級の「アナログ」の祭典、『Analog Market 2025』。レコード、ヴィンテージ、アーティストグッズ、ワークショップ、そして音響体験までを一体化させた同イベントは、「もっと、アナログになっていく。」というAudio-Technicaのブランドメッセージを体現する場であった。本稿では現地の“匂い”を伝える。
-

【短期集中連載スマートホーム/ホームオートメーション~The Luxury Intelligent Residence】第一回:住まいに知性が宿るとき
IoTガジェットとは異なる「邸宅の建築思想としてのスマートホーム」。欧米のラグジュアリー邸宅では、ローカルネットワーク上で動作するCrestronやControl4などの統合プラットフォームのもと、照明/窓廻り、空調、セキュリティ、マルチルームオーディオ、ワインセラールーム、庭園、噴水、プール、フィットネス、ホームシアターが統合され制御されている。本連載では、クオリティ・オブ・ライフを向上する手段としての「スマートホーム」について、多層的な視点から迫る。
-

~Sonosブランドストーリー~「スマートリスニング」のパイオニア
誰もが煩わしい設置や操作をしなくても、好きな場所で好きな音楽をいい音で愉しめるオーディオブランドSonos(ソノス)。いまや常識となった、手軽にスマートフォンアプリを使い、ネットワークを通じて音楽を再生するハイファイオーディオのパイオニアだ。
-

オペラ座のゴールドを纏うオーディオ。仏Devialet「Phantom Ultimate」が日本初上陸
フランス・パリを拠点とするラグジュアリーオーディオブランド「Devialet(デビアレ)」が、スピーカーの新たなフラグシップライン「Phantom Ultimate(ファントム・アルティメット)」の日本正式展開を発表した。これを記念し、Devialet製品を体験できるローンチイベントがニュウマン高輪で開催。フランスから来日した本社CEOのスピーチを交えながら、その模様をご紹介しよう。
-

空間をデザインするラグジュアリーな映像体験。“光の演出装置”エプソン EH-QL3000
エプソンのEH-QL3000はその圧倒的な輝度とレンズ交換システムによって、空間を“映像のキャンバス”へと変える。最大1,000インチの大画面で、映画やコンサート、スポーツのみならず、環境映像やデジタルアートまで、あらゆるコンテンツを楽しむことができる。建築、インテリア、テクノロジーが交差する新しいラグジュアリーの形がここにある。
-

ミラノの大空のように伸びやかに羽ばたく~意匠照明ブランドFirmamento Milano~
東京・赤坂のJAXSON(ジャクソン)・HIDEO(ハイデオ)ショールームには、自由闊達で革新性に富んだ照明器具が展示されている。イタリア・ミラノを本拠地とするFirmamento Milano(フィルマメント・ミラノ)の製品群。ミラノの大空を意味するこの照明ブランドについて詳細を探っていこう。