LIXIL「MUINIMURA」──壁・天井・床を再定義する、次世代サスティナブル空間の未来~DESIGNART TOKYO 2025レポート

fy7d(エフワイセブンディー)代表/遠藤義人 

DESIGNART TOKYO 2025で見た空間展示のなかで、格段にコンセプチュアルなみせ方を提示していたのが、LIXIL(リクシル)だ。「無為に斑 - 空間構成要素の再構築 -」(MUINIMURA)と題し、素材の見直しから空間の捉え方まで再構築するものだった。

既存の概念に囚われない「空間」再構築

今回のMUINIMURAは、LIXILのグローバルデザインセンターが空間のプランニングから展示力のデザインまで全てを行った。

「無為」とは自然体であること、「斑」とは多様性や個性を意味する。空間の3大要素「壁」「天井」「床」に着目し、一般的な四角い箱として切り取るのではなく、3要素それぞれの本質的な部分を抽出して、新たな可能性を探ろうという試みだ。

既存の概念に囚われない「壁」「天井」「床」を構成している素材は、LIXILが開発した再生素材。今回の展示を通じて、世界にこれらの素材をアピールする狙いがある。

ヨーロッパを中心に進んでいるサスティナブルな考え方に対する、LIXILからのひとつの答えが示された。

今回使用したサスティナブル素材は、循環型低炭素アルミ「PremiAL(プレミアル)」、循環型素材「revia(レビア)」、窯業系素材「textone(テクストーン)」のうちのふたつ。「プレミアル」は、国内初のリサイクルアルミ100%再生利用素材。「テクストーン」は、本来焼却されるはずの籾殻や古紙など自然由来の素材を意匠として活用した環境配慮系の素材
  • fy7d(エフワイセブンディー)代表

    遠藤義人

    ホームシアターのある暮らしをコンサルティングするfy7d(エフワイセブンディー)代表。ホームシアター専門誌「ホームシアター/Foyer(ホワイエ)」の編集長を経て独立、住宅・インテリアとの調和も考えたオーディオビジュアル記事の編集・執筆のほか、システムプランニングも行う。「LINN the learning journey to make better sound.」(編集、ステレオサウンド)、「聞いて聞いて!音と耳のはなし」(共著、福音館書店。読書感想文全国コンクール課題図書、福祉文化財推薦作品)など。

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