PENT.が日本展開を本格始動。ホームジムを「空間に調和するラグジュアリー・コレクション」へ
取材/LWL online編集部
ポーランド発のラグジュアリー・フィットネスブランド「PENT.(ペント)」が、日本での展開を本格的に始動する。日本正規輸入販売元である株式会社duxは、PENT.製品の国内販売に加え、ビスポークによるホームジム・コンサルティングサービスを開始した。天然木、本革、メタルパーツを用いたフィットネス機器を、単なるトレーニングツールではなく、住空間に美しく溶け込む「Interior Fitness」として提案する。
PENT.の国内販売とビスポーク・ホームジム提案を開始
株式会社duxはポーランド発のラグジュアリー・フィットネスブランド「PENT.」の日本正規輸入販売元。2025年10月に設立され、PENT.製品の販売に加え、高級ホームジム設計、空間デザイン、パーソナルトレーナー領域までを含むウェルネス空間の提案を行っている。
同社は今回、国内でのPENT.製品販売を本格的に開始した。あわせて、住宅やホテル、ヴィラ、プライベートジムなどに向けた、ビスポークによるホームジム・コンサルティングサービスも展開する。単にフィットネス機器を販売するのではなく、空間全体のインテリアや暮らし方に合わせて、ホームジムを設計する提案だ。
近年、ラグジュアリー住宅においては、睡眠、光、空気、温熱環境、音、身体のコンディションなどを含めて、暮らしの質を総合的に高めるウェルネスへの関心が高まりつつある。PENT.の日本における展開は、こうした流れの中で、ホームジムを住まいの中にどう美しく取り入れるかを問い直すものといえる。
天然木、本革、メタルを用いた「家具のような」フィットネス機器
PENT.の特徴は、フィットネス機器でありながらも、家具やオブジェのように空間に調和するデザインにある。
製品には、厳選された天然木、上質な本革、精密なメタルパーツを使用。熟練の職人によって仕上げられることで、ダンベルやベンチといったトレーニング器具が、住空間の中で異物にならず、インテリアの一部として成立する。
duxが提案するジム空間の核にあるのは「Quiet Luxury」だという。強く主張する豪華さではなく、素材、手触り、細部の精度によって生まれる静かな豊かさである。PENT.のプロダクトは、身体を鍛えるための道具であると同時に、空間を美しく整えるコレクションとして位置づけられている。



6種のウッド、2種のメタル、5種のレザーから選択可能
PENT.は、一品ずつ仕立てる「Made to Order」のコレクションとして展開される。
6種のウッド、2種のメタル、5種のレザーを組み合わせることで、インテリアの色調や素材感に合わせたカスタマイズが可能となる。床材、壁面、照明計画、家具との関係性を踏まえながら、フィットネス機器を「置く」のではなく、空間全体の設計に組み込んでいく発想だ。
また、デザイン性だけでなく、プロフェッショナルなトレーニングにも耐えうる耐久性や、人間工学に基づいた使い心地も追求しているという。機能と意匠の両立により、ホームジムを住宅の余白ではなく、暮らしの質を高めるための空間として提案する。
公式サイトを公開。ミラノ・デザインウィークにも出展
今回の日本展開本格始動に先立ち、duxは2026年4月11日に公式ウェブサイトを正式公開している。
公式サイトでは、「beauty finds wellness」というヴィジョンのもと、PENT.の世界観やコレクション、空間デザイン、サービス内容などを紹介。製品販売にとどまらず、ラグジュアリーとウェルネスが融合したホームジム空間を提案する姿勢を打ち出している。
また、PENT.は2026年4月21日から26日まで開催されたミラノ・デザインウィーク、Salone del Mobile 2026にも出展した。会場では新製品の発表とともに、ブランドが描く美意識とクラフツマンシップの世界を、国際的なデザインの舞台で披露した。
フィットネス機器を単なる健康器具としてではなく、住空間を構成するデザイン・ピースとして捉えること。PENT.の提案は、国内のラグジュアリー住宅、ホテル、別荘、プライベートレジデンスにおけるホームジムのあり方にも、新たな視点をもたらしそうだ。
ウェルネスを住空間の一部として設計する
ホームジムという言葉から、多くの人が思い浮かべるのは、無骨なマシンや機能優先の器具かもしれない。しかし、ウェルネスが住まいの価値を左右する時代において、身体を整える場所は、生活空間の外側に置かれるものではなくなりつつある。
リビングやベッドルーム、バスルーム、テラス、庭と同じように、日々のコンディションを支える空間として、住まいの中に自然に組み込まれていく。PENT.が提示するホームジムは、単なる運動のための場所ではなく、思考を整え、身体を目覚めさせ、日々のリズムを取り戻すための、住まいの中の静かなウェルネス空間である。
美しい家具のように佇むフィットネス機器が、空間に溶け込み、暮らしの時間を静かに変えていく。PENT.の日本展開は、ホームジムを「隠すもの」から「空間に迎え入れるもの」へと変えていく、新しいラグジュアリー・ウェルネスの提案といえるだろう。

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LWL online 編集部