B&B Italia「Tufty-Time 20 Outdoor」発表。名作ソファがアウトドアへ、Erica新作も登場。2026新作を東京・大阪で期間限定展示
取材/LWL online編集部
イタリアのコンテンポラリー家具ブランド「B&B Italia」が、2026年の新作アウトドアコレクションを発表した。パトリシア・ウルキオラによる名作ソファを屋外仕様へと進化させた「Tufty-Time 20 Outdoor」と、アントニオ・チッテリオによる「Erica」の新モデルが登場する。テラスやガーデンを「もうひとつのリビング」として捉える、B&B Italiaの最新アウトドア家具を紹介する。
名作ソファ「Tufty-Time」が20周年を経てアウトドアへ

今回の新作の中心となるのが「Tufty-Time 20 Outdoor」である。
オリジナルの「Tufty-Time」は、パトリシア・ウルキオラがデザインし、2005年に発表されたモジュラーソファだ。B&B Italiaを代表するプロダクトのひとつである。
誕生から20周年を迎えて登場したアウトドア仕様では、自由度の高いモジュール構成を継承しながら、屋外使用に対応する構造と素材で再設計された。
全10種類のエレメントを用意し、曲線を描く新たなモジュールも追加。直線的にソファを配置するだけではなく、アウトドアリビングの形状に合わせて、より有機的なレイアウトを可能としている。

構造面では、製品をライフサイクル終了後に素材ごとに分離できる100%分解可能な設計を採用した。クッション材にはリサイクル可能なポリウレタンを用い、金属フレームには防食性を高める電着処理を施すなど、耐久性とサステナビリティの両立を図っている。
張地はドローストリングとベルクロによる固定方式を採用し、屋外環境でのメンテナンス性にも配慮した。

アントニオ・チッテリオの「Erica」もラインアップを拡充

もうひとつの新作がアントニオ・チッテリオによる「Erica」コレクションである。
2017年に発表されたEricaはB&B Italia Outdoorの代表的なシリーズ。軽快なアルミニウムフレームと編み込みによる繊細な表情が特徴である。新作では、リニアソファや新サイズのスモールテーブルに加え、曲線を描くソファ、高い背もたれを備えたハイバックソファ、ヘッドレスト付きモデルなどが新たに加わった。

「人が集う」と「一人でくつろぐ」という、異なる過ごし方をひとつのコレクションで受け止める。
座る人同士の視線や会話を、カーブを描くソファが自然につなげるとともに、ハイバックやヘッドレストを備えたモデルでは、よりプライベートな空間をつくる。

「アウトドア家具」から「アウトドアリビング」へ
B&B Italiaのこのふたつの新作コレクションでは、室内のリビングと同等の快適性、デザイン、過ごし方を屋外空間にも持ち込み、住宅そのものを内外へと拡張していく考え方が提示されている。
別荘やヴィラをはじめとするラグジュアリー住宅では、建築の開口部やランドスケープ、照明、家具を一体として計画し、室内からテラス、庭へと連続した生活環境をつくることが多い。
アウトドア家具も、室内家具と同様に、人がどこに座り、誰と過ごし、どの方向を見るのかという「体験」を構成する要素になりつつある。
Tufty-Time 20 OutdoorとEricaの拡張は、こうした「Outdoor Living」の変化を、B&B Italiaらしいモジュール性と造形で示している。
B&B Italia Tokyo・Osakaで新作を期間限定展示
新作コレクションは東京・大阪のB&B Italia直営ショールームで期間限定展示される。
「B&B Italia Tokyo」(東京都港区南青山6-2-3)では、2026年10月8日から11月8日まで展示。営業時間は11時から18時で、水曜定休。
「B&B Italia Osaka」(大阪府大阪市中央区西心斎橋1-13-15 三栄心斎橋ビル1-2F)では、10月24日から11月23日まで展示される。営業時間は同じく11時から18時、水曜定休となる。
インテリアとアウトドアの境界が曖昧になりつつある現在、屋外を「第二のリビング」としてどうデザインするのか。B&B Italiaの2026年コレクションは、そのひとつの答えを示している。
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