JBL最高峰「Summit Everest」が東京に降臨。ペア2420万円、80周年の全5モデル集結

 取材/LWL online編集部

創立80周年を迎えた米国の名門オーディオブランド「JBL」。その技術と伝統の集大成となる最高峰スピーカー「Summit Everest」が、東京国際フォーラムに登場する。価格は1本1210万円、ペアで実に2420万円(税込)。2026年10月23日から25日まで開催される「第43回 2026東京インターナショナルオーディオショウ」では、このフラッグシップを筆頭に、JBL Summitシリーズ全5モデルが集結。試聴デモンストレーションが実施される。JBLが80年にわたって磨いてきた音響技術の到達点を、実際の音で確かめられる3日間となりそうだ。

ペア2420万円、JBL最高峰「Summit Everest」の圧倒的なスケール

JBLが80年の歴史で積み重ねてきた音響技術。その到達点として誕生したのが「Summit Everest(サミット エベレスト)」だ。

その源流は、1985年に登場した初代「Project EVEREST DD55000」にさかのぼる。プロフェッショナルオーディオの分野で培った技術を家庭用スピーカーへと昇華させ、圧倒的なスケール感と精密な音楽再生を追求してきたJBL。その伝統を受け継ぐ最新のフラグシップがSummit Everestである。

380mm径という巨大なウーファーを左右それぞれのキャビネットに2基ずつ搭載した、3.5ウェイ構成。さらに250mm径ミッドバスユニット2基に加え、3基のD2コンプレッションドライバーを独自の「3-into-1マニフォールド」で統合。大型のHDI(High-Definition Imaging)ホーンと組み合わせることで、精密な指向性制御と広大な音場表現を実現している。

キャビネットもまた規格外だ。高さ約144cm、幅約99cm、奥行き約70cm。重量は1本237kgに達する。

標準価格は1本1210万円(税込)。ステレオペアでは2420万円という、まさにラグジュアリーオーディオの世界を象徴する存在だ。

単純に臨場感や迫力という言葉だけでは表現しきれない、音楽に込められた微細なニュアンスから壮大なダイナミクスまでを、家庭というプライベートな空間で再現する。そのための技術を惜しみなく注ぎ込んだモデルと言えるだろう。

「JBL Summit K2」はペア1320万円。伝説のフラッグシップが進化

そして、Summit Everestと並んで注目したいのが、「Summit K2(サミット ケーツー)」だ。

こちらもまた、JBLの歴史をシンボライズする「Project K2」の系譜を継承するリファレンススピーカーである。

380mm径ウーファーと250mm径ミッドバス、独自のホーンシステムを組み合わせた3ウェイ構成を採用。高域には38mm径のD2コンプレッションドライバーを3基搭載し、専用マニフォールドを介してHDIホーンへと導く。

Summit Everestほど巨大ではないものの、高さ128cm、重量108kgという堂々たる体躯を備える。

標準価格は1本660万円(税込)、ペア1320万円。こちらもまた、JBLが誇る最高峰の再生技術を体現したスピーカーだ。

今回のオーディオショウでは、このSummit K2もデモンストレーションの対象となる。JBLの二大フラグシップが、どのような音楽体験を提示するのか。オーディオファンにとって見逃せない展示となるだろう。

JBL「Summit K2」のスピーカー本体。大型ホーンと380mmウーファーを備えた正面およびグリル装着時の外観
JBLの伝統的な「Project K2」の系譜を受け継ぐ「Summit K2」。380mm径ウーファーと独自のホーンシステムを組み合わせた3ウェイモデル。価格は1本660万円(税込)、ペア1320万円

「Makalu」「Pumori」「Ama」まで。JBL Summit全5モデルが集結

さらに、今回の出展では、Summit EverestとSummit K2だけでなく、Summitシリーズを構成する全5モデルが一堂に会する。

「Summit Makalu(マカル)」は、300mm径ウーファーを搭載した3ウェイ・フロアスタンディング型スピーカー。標準価格は1本330万円(税込)で、力強い低域再生と精緻な音楽表現の両立を実現した。

「Summit Pumori(プモリ)」は、250mm径ウーファーと200mm径ミッドバスを採用する3ウェイ構成。標準価格は1本220万円(税込)で、上位モデルの技術を継承しながら、よりコンパクトなキャビネットにまとめている。

そしてシリーズで唯一のブックシェルフ型スピーカーが「Summit Ama(アマ)」だ。200mm径ウーファーとD2コンプレッションドライバーによる2ウェイ構成で、専用スタンドが付属する。標準価格は1本143万円(税込)。本格的なハイエンドサウンドを比較的限られた住空間にも導入しやすいモデルとして位置づけられる。

5つのモデルに共通するのは、JBLが長年磨き続けてきたホーン技術と、音楽再生に対する妥協のない設計思想だ。

巨大なフラグシップからブックシェルフ型まで。同じ設計思想が、スピーカーの規模や構成によってどのような表現を生み出すのか。シリーズ全体を体験できる今回の展示は、その違いを知る好機といえそうだ。

音を楽しむための住まいへ。ハイエンドオーディオが示す豊かさ

LWL onlineとしては、こうした最高峰のオーディオシステムが、現代のラグジュアリーな住まいにどのような価値をもたらすのか、という点が重要だ。

大型スピーカーは、単なる音響機器という枠を超え、住空間を構成する重要な要素にもなり得る。そのキャビネットの造形や仕上げ、空間の中での存在感は、家具やアートピースにも通じるものがある。

一方で、Summit Everestのような巨大なスピーカーを住宅に導入するのであれば、その存在を建築計画の段階から考慮する必要がある。十分な設置空間や床の耐荷重、音響設計はもちろん、インテリアとの調和も重要な要素となる。

音楽のために専用のリスニングルームを設けるという選択肢もあれば、日々を過ごすリビングにオーディオを据え、音楽を暮らしの中心に迎えるという考え方もある。

ハイエンドオーディオは、住まいというプライベートな空間で、どれだけ豊かな時間を過ごせるか、その可能性を広げる存在でもある。

JBL創立80周年の節目に登場したSummitシリーズは、音楽と住空間の新たな関係を考えるうえでも、重要な存在と言っていい。

10月23日開幕、東京国際フォーラムでJBL最高峰を体感

JBL Summitシリーズを実際に体感できるのが、「第43回 2026東京インターナショナルオーディオショウ」というオーディオのイベントである。このイベントは2026年10月23日(金)から25日(日)まで、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催される。

ハーマンインターナショナルの出展場所は、D棟1階の「Hall D1」。

創立80周年を迎えたJBLの現在地を象徴するSummitシリーズ全5モデル。ペア2420万円のSummit Everestをはじめ、世界最高峰を目指して開発されたスピーカー群が、どのような音楽体験をもたらすのか。

開催概要

  • 名称:第43回 2026東京インターナショナルオーディオショウ
  • 会期:2026年10月23日(金)〜25日(日)
  • 開催時間:23日・24日 10:00〜19:00、25日 10:00〜17:00
  • 会場:東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内3-5-1)
  • JBL/ハーマンインターナショナル出展場所:D棟1階 Hall D1
  • 入場:事前予約制。予約なしの場合も12時から当日入場登録が可能。午前中は事前予約者のみ。
  • 公式サイト:https://iasj.info/tokyo-international-audio-show/2026/
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    LWL online 編集部

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