アリアフィーナ、六本木AXISに「ARIAFINA LABORATORY」開設。次世代IH「Artusi」も先行展示
取材/LWL online編集部
キッチンアプライアンスブランド「ARIAFINA(アリアフィーナ)」が、東京・六本木のAXISビルに新拠点「ARIAFINA LABORATORY(アリアフィーナ ラボラトリー)」を2026年10月14日にオープンする。建築家やインテリアデザイナー、住まい手とともに理想のキッチン空間を探求する「共創型実験室」として、製品体験や3Dプランニング、特注相談などに対応。2027年3月発売予定の次世代IHクッキングヒーター「Artusi(アルトゥージ)」も先行展示される。
六本木AXISに誕生する「ARIAFINA LABORATORY」。キッチンの未来を共創する新拠点
キッチンアプライアンスブランド「ARIAFINA」は、イタリアのElica S.p.A.と、日本のレンジフードメーカーである富士工業によって2002年に誕生したハイエンドブランドである。ヨーロピアンデザインと日本の住環境への適合を両立させ、レンジフードを中心にキッチン空間の提案を行ってきた。
そのARIAFINAが新たに開設する「ARIAFINA LABORATORY」は、「キッチンから、暮らしの未来を考える。」をコンセプトとした施設だ。

「ARIAFINA LABORATORY」では実際に機器に触れ、動かし、調理を体験しながら、これからのキッチン空間のあり方を探求することを目指している。
キッチンを住まいのデザインやライフスタイルと密接に結びついた空間として捉えている点に注目したい。

近年は、キッチンとダイニング、リビングを一体的に計画する住宅も増えている。特にラグジュアリー住空間においては、キッチン機器の機能性に加えて、素材や意匠との調和、空間全体の統一感、調理時の快適性まで含めた設計が求められる。
ARIAFINA LABORATORYは、アプライアンスの側からこうした住空間づくりを支援する拠点として位置づけられる。
建築家やデザイナーとの共創を支える4つの展示・体験エリア
施設内はそれぞれ異なる役割を持つ4つのエリアで構成されている。中心となる「Design Discovery Zone」は、アイランド型およびI型キッチンに、ヨーロッパのトレンドを取り入れたアプライアンスを配置したメイン展示スペースである。キッチン空間全体としての調和や使い勝手を体感できる。
「Main Meeting Space」は、実際の機器や素材サンプルを確認しながら、具体的なキッチンプランを相談・検討するためのスペースだ。

「ARIACHEFPRO Professional Zone」は、業務用機器や可動式コンロなどを備えたホテルライクな検証エリア。調理実演や試食を通じて、プロフェッショナルが機器の操作性や機能性を確認できる。

さらに、完全招待制の「Innovation Room」では、新商品開発や特注提案、素材研究などを行う。製品選定にとどまらず、メーカーと設計者が新たなキッチンの可能性を検討するための空間となっている。

同施設では、製品体験や新製品の先行展示に加え、平面図をもとにした3Dプランニングシミュレーションにも対応。ARIAFINA製品を配置した完成イメージやカラーコーディネートを確認できる。
また、住宅の条件に応じたレンジフードのカスタマイズ(特注)に加え、取扱店や施工業者に向けた設置・配管コンサルティングにも対応する。建築家やインテリアデザイナーにとっては、意匠面と技術面の両方からキッチン設計を検討できる。
今後は、ヨーロッパのキッチントレンドを紹介するセミナーや、シェフによるライブクッキングなども予定されている。
次世代IH「Artusi(アルトゥージ)」を先行展示。2027年3月発売予定
ARIAFINA LABORATORYでは、2027年3月発売予定の次世代IHクッキングヒーター「Artusi(アルトゥージ)」も先行展示される。施設の開設に先立って開催されたオープニング発表会では、実機・プロトタイプが初公開された。
製品名は、近代イタリア料理の基礎を築き、「イタリア料理の父」と称されるペッレグリーノ・アルトゥージに由来。
欧州デザインと日本の食文化を融合。鍋検知や炊飯機能も搭載
デザイン面では、グリルレス仕様とブラックを基調としたフラットな操作面を採用した。マットフィニッシュのガラストップに白色LEDインジケーターを組み合わせ、ミニマルで洗練された外観に仕上げている。
上位モデルの「Premium 70」「Premium 60」では、ローマのカンピドーリオ広場の意匠でも知られる幾何学デザインに着想を得た、ヒーター部分のドットデザインを採用する。
機能面では、鍋の位置を検知して対応するコントローラーを表示する鍋検知機能を搭載。上位モデルには、前後2口のIHヒーターを連結して大きな調理エリアとして使えるブリッジ機能も備える。大型のグリルプレートなどを使用した調理にも対応する。
また、日本の食文化を意識した機能として、4段階の温度レベルから適切な温度を自動制御する「Smart Heat Control」や、自動炊飯機能を上位モデルの「Premium 70」「Premium 60」に搭載。
加熱開始に連動してレンジフードが自動運転する赤外線連動機能も備え、調理時の換気操作を省力化。さらに、国内で標準的な単相200V・30A(プラグ式)の電源仕様とドロップイン設置に対応し、日本の住宅環境への導入にも配慮した。
Artusiのラインアップと価格。3モデルを展開
ラインアップは以下の3モデル。
- Artusi Premium 70:幅70cm、4口(2ダブルブリッジ)、希望小売価格459,800円(税込)
- Artusi Premium 60:幅60cm、3口(1ダブルブリッジ)、希望小売価格418,000円(税込)
- Artusi Essential 60:幅60cm、3口、希望小売価格374,000円(税込)
いずれもマットガラストップを採用し、2027年3月の発売を予定している。
キッチンを「設備」から「住空間のデザイン」へ

ARIAFINA LABORATORYが提示するのは、キッチン空間そのものをメーカーと設計者、住まい手が一緒に考えていくというアプローチだ。
住宅におけるキッチンは、調理のための機能空間であると同時に、家族やゲストが集い、日常の時間を共有する生活空間でもある。
デザインと使い勝手、そして住宅への納まりまでを一体的に検討できる同施設は、これからのプレミアムレジデンスにおけるキッチンづくりの新たな選択肢となりそうだ。
ARIAFINA LABORATORY 施設概要
- 所在地:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3階
- 開設日:2026年10月14日
- 営業時間:10:30~17:00
- 定休日:土曜・日曜・祝日・夏期休暇・年末年始
- 利用方法:完全予約制(事前のアカウント登録が必要)
- アクセス:東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木駅」より徒歩約8分
- 公式サイト:https://lab.ariafina.jp/
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