Philips Hue「トワイライト ベッドサイドライト」発売。寝室の光が眠りと目覚めを整える

 取材/LWL online編集部

スマート照明「Philips Hue」を展開するシグニファイジャパンは、体内リズムに着目した睡眠サポート照明「Philips Hue トワイライト ベッドサイドライト」を発売した。日の出や夕暮れを思わせる光、最小0.2%の超低調光、読書灯と間接照明を兼ねる二つの光源を備え、Hue Bridgeとの連携では寝室内の複数の照明も制御できる。光を単なる明るさから、眠りと目覚めに寄り添う環境へと広げるベッドサイドライトだ。

朝日と夕暮れを模した光で、眠りと目覚めを支える

快適な睡眠環境を考える際、ベッドや寝具と並び、重要になるのが光環境である。

日中に浴びる明るい光と、夕方から夜にかけて徐々に暗くなる光は、人の体内時計や覚醒状態に深く関わる。一方、現代の住宅やライフスタイルでは、夜になっても明るい天井照明やスマートフォン、テレビなどの光に囲まれやすい。そのため、夜間も明るい光を浴びやすく、就寝前の光環境を整えにくい。

こうした生活環境を背景に、「Philips Hue トワイライト ベッドサイドライト」は、光の変化によって就寝前と起床時の時間を整えるために開発された。

朝は日の出をイメージした光が緩やかに明るくなり、自然な目覚めを支える。夜には暖かみのある赤い光へと移行し、就寝前に落ち着いた雰囲気をつくる。標準設定の就寝用シーンには、メラトニンの分泌を抑制するとされる青色光を含めていないという。睡眠への効果を断定するものではないが、照明によって就寝前の環境を整える考え方を、日常の寝室へ取り入れやすくしている。

低い明るさで寝室を照らすPhilips Hue トワイライト ベッドサイドライト
就寝前には赤みを帯びた暖色の光へと移行し、寝室に落ち着いた雰囲気をつくる。左右のベッドサイドに設置することもできる

0.2%の超低調光と二つの光源

トワイライト ベッドサイドライトには、極めて低い明るさまで光量を落とせる「超低調光」が採用されている。

Philips Hueは、最大輝度の0.2%まで明るさを落とせる超低調光を特徴の一つとしており、トワイライト ベッドサイドライトも最小0.2%までの調光に対応する。夜中に目を覚ました際や、就寝前にベッドサイドだけを照らしたい場面でも、必要以上に明るい光を浴びずに済む。

寝室では、不要な光をいかに抑えるかが課題になる。天井照明を点灯すると空間全体が明るくなり、眠気が途切れやすい。

手元や足元に必要な光だけを配置し、時間帯に合わせて明るさと色温度を変える。トワイライト ベッドサイドライトは、寝室照明に求められるこうした繊細な制御を、比較的コンパクトな一台にまとめている。

読書灯と間接照明を一台に統合

本体には、前面のフロントライトと背面のバックライトという二つの光源を搭載する。

フロントライトは左右に回転させることができ、ベッド上での読書や手元照明として使用できる。光の向きを調整できるため、隣で眠る人への光の影響も抑えやすい。

前面と背面の二つの光源を備えたPhilips Hue トワイライトのブラックモデル
前面のフロントライトが手元を照らし、背面のバックライトが壁面にグラデーション光を広げる。写真はブラックモデル

ColorCastが壁面にグラデーションを描く

背面のバックライトは壁面を照らし、寝室に柔らかな間接光をつくる。独自の「ColorCast(カラーキャスト)」技術によって、複数色の滑らかなグラデーションを表現。照明を壁から少し離して置いた場合でも、均一で鮮やかな色彩を保つ。

Philips Hueのカラーキャストと一般的な照明による壁面照明の比較
独自の「カラーキャスト」技術により、複数の色を重ねた滑らかなグラデーションを壁面に表現する

ベッドサイドライトというと、読書や夜間の移動に必要な明るさを補う器具が一般的だった。本製品は、直接光と間接光を重ねることで、実用照明と空間演出の双方を担うことが可能だ。

土台にはコルク素材を採用し、縦長のスリムな形状に仕上げた。本体色はブラックとホワイトの2色。寝室の家具や壁面になじませやすく、消灯時にも照明器具の存在感が強くなりすぎないデザインとなっている。

太陽の移ろいをテーマにした6つのプリセットシーン

本体上部には、「ドットボタン」と「Hueボタン」の二つの操作ボタンを備える。

ドットボタンには、太陽光の一日の変化をテーマにした6種類のプリセットシーンがデフォルトで設定されている。朝の覚醒から日中の活動、夕方のリラックス、夜の就寝準備まで、時間帯に応じた光を選択できる。

Philips Hue トワイライトに用意された6種類のプリセット照明シーン
起床から就寝までの時間帯や行動に合わせ、「Arise」「Nighttime」「Shine」「Sleepy」「Storybook」「Unwind」の6種類のシーンを選択できる

Hueボタンを押すと、標準設定では「おやすみオートメーション」が作動する。夕日のように光が徐々に暗くなり、設定した時間の経過後に消灯する。スマートフォンから操作せずとも、ベッドに入ってから本体のボタンだけで就寝用の照明へ切り替えることができる。

睡眠環境を整えるための機能が増えるほど、操作が複雑になっては習慣として定着しにくい。毎晩繰り返す行動だからこそ、ボタンを一度押すだけで照明が自動的に変化することには大きな意味がある。

Hue Bridge連携で寝室全体の照明を制御

トワイライト ベッドサイドライトはBluetoothとZigbeeに対応し、単体でもアプリから光色や明るさを操作できる。

さらに「Hue Bridge」と接続すれば、本体上部の「ドットボタン」と「Hueボタン」の二つのボタンに割り当てる機能を自由に変更できる。ベッドサイドライトだけでなく、寝室に設置したダウンライト、フロアライト、間接照明など、複数のHue照明を一括して操作するリモコンとしても利用可能だ。

Philips Hue トワイライト本体上部のドットボタンとHueボタン
本体上部にドットボタンとHueボタンを配置。照明シーンの切り替えや就寝用オートメーションの開始を、スマートフォンを使わずに操作できる

就寝時には天井照明を消し、ベッドサイドと足元の照明を低い明るさへ切り替えるというようなシーンをあらかじめ設定すれば、一台の照明器具を起点に、寝室全体の光環境を自動化できる。

単体のウェイクアップライトとして完結せず、Hue Bridgeを介して寝室内の複数のHue照明を連動させられる。目覚まし機能を備えた単体機器として完結するのではなく、住宅内の照明システムに組み込み、空間全体の光を連動させることが可能である。

寝室は「眠るための環境」へ

近年の寝室デザインでは、ベッドやインテリアの意匠に加え、光、音、温熱、空気といった環境要素を総合的に整える考え方が広がっている。

なかでも照明は、空間の印象を変えると同時に、覚醒と休息の切り替えにも関わる。朝から夜まで同じ明るさ、同じ色温度で過ごすのではなく、自然光の変化に近いリズムを室内につくることが、ウェルネスを意識した住宅の一つの方向性となる。

そのためには、毎回アプリを開いて設定を変更するよりも、時間や行動をきっかけに照明が自動で変化する仕組みが望ましい。日々の操作を意識させず、光の変化によって生活を支えるトワイライト ベッドサイドライトは、LWL onlineが注目してきた「Invisible Wellness」の考え方にも通じる点があるだろう。

「Philips Hue トワイライト ベッドサイドライト」の希望小売価格は39,980円(税込)。サイズは幅162×高さ330×奥行159mmで、明るさは最大1,380ルーメン(4,000K時)、色温度は2,000~6,500K。1,600万色以上のカラー表現に対応。Amazonと楽天市場では8月6日から販売を開始し、そのほかの店舗でも順次展開される。

Philips Hue 製品サイト

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