「LiberNovo Omni Gen」発売。身体に追従する電動ワークチェアが新たな標準へ

 取材/LWL online編集部

電動ワークチェアブランドのLiberNovoが、新型「LiberNovo Omni Gen」を発売した。初代Omniのフレックスフィットバックレストや電動ランバーサポートを継承しながら、リクライニングを5段階へ拡張し、調整域やクッション性、操作感を刷新。身体に追従する「テクノロジー家具」を、ホームオフィスの日常へ広げる新たなスタンダードモデルである。

LiberNovoが育ててきた「身体に追従するテクノロジー家具」

LWL onlineでは、これまでLiberNovoのワークチェアを繰り返し紹介してきた。

その理由は、同社の製品が単に多機能なオフィスチェアというだけではなく、「身体に追従するテクノロジー家具」という、新しいプロダクトのあり方を示しているからである。

LiberNovoは2023年、DJIやロボット家電ブランドのNarwalなどで製品開発に携わったエンジニアらによって設立された。家具メーカーというよりも、ロボティクスやスマートデバイスの開発思想をワークチェアへ持ち込んだ、テクノロジー企業に近い出自を持つブランドである。

人が椅子に姿勢を合わせるのではなく、椅子の側が人の動きに応答する。その思想を具現化した最初の製品が「LiberNovo Omni」だった。LWL onlineでも、同社の椅子を「身体と作業環境のあいだに介在するインターフェース」として捉え、「テクノロジー家具」という新たなカテゴリーの製品として、その可能性を伝えてきた。

今回登場するOmni Genは、まったく異なるコンセプトを掲げた新製品というわけではない。初代Omniが提示した思想を継承しながら、日々の使い心地に関わる細部を丁寧にアップデートしたモデルである。

先進性を誇示するための製品ではなく、先進性を自然な日常へ溶け込ませるための製品。その意味で、Omni GenはLiberNovoの成熟を示す一脚といえるだろう。

脊椎模型とワークチェアの設計スケッチを確認する人物
脊椎模型とチェアの設計スケッチを用いた、LiberNovoの開発イメージ

Omni Genが継承する、背中の動きに寄り添うフレックスフィットバックレスト

Omni Genは、初代Omniの中核となっていた「フレックスフィットバックレスト」を継承する。

背もたれは、複数の可動パネルを連結した柔軟な構造となっており、背中のカーブや着座中の動きに合わせて形状を変化させる。背中を一枚の硬い面で固定するのではなく、身体のラインに沿いながら支えることを目指した設計である。

さらに、ヘッドレスト、背もたれ、座面、アームレストなどが身体の動きに連動する「ダイナミックサポート」を採用。前傾して作業するとき、背もたれに身体を預けるときなど、着座中に生まれるさまざまな動きへ、チェア全体が応答する。

電動ランバーサポートも継承され、スイッチ操作によって腰部の支え方を調整できる。一般的なワークチェアのように、着座前に細かなノブやレバーを調整して終わるのではなく、座っている最中にも、そのときの身体や過ごし方に合わせてポジションを変えられることがLiberNovoの特徴である。

5段階リクライニングが集中と休息を滑らかにつなぐ

Omni Genでは、従来4段階だったリクライニングポジションが5段階へと増やされた。

ホームオフィスでの時間は、デスクに向かって集中するだけではない。オンラインミーティング、資料の閲覧・調査、思考、読書、動画視聴、そして短い休息など、一脚の椅子の上でさまざまな時間が連続する。

5段階のリクライニングは、そうした過ごし方に応じて、身体を支える角度を選びやすくするためのものだ。仕事のために身体を起こす姿勢から、深く身を預けるリラックスポジションまでを一脚で受け止める。

これまでLWL onlineでは、ホームオフィスにおける椅子には、仕事と休息、すなわち「オン」と「オフ」を切り替える役割があると考えてきた。オルガテック東京2026の取材でも、LiberNovoを、姿勢だけでなく仕事のモードそのものに寄り添う存在として紹介している。

オルガテック東京2026のLiberNovoブースで電動ワークチェアを体験する来場者
オルガテック東京2026のLiberNovoブース。Omni Genを含む電動ワークチェアを、数多くの来場者が実際に体験した

Omni Genの5段階リクライニングも、単なる角度調整機能ではなく、ひとつの空間の中で変化する時間と行動に、椅子が寄り添うための機構なのである。

調整域、クッション、操作感。細部の改良が家具の品位を高める

今回のアップデートでは、ヘッドレストとアームレストの可動範囲も拡大された。

ヘッドレストは高さ、前後位置、角度を調整でき、アームレストも昇降範囲を広げている。体格やデスクの高さ、モニターとの位置関係に応じて、より自然なポジションをつくりやすくなった。

ヘッドレストと座面のクッションも厚くし、身体にかかる圧力を分散しやすい構造へと改良。座面奥行き48cmモデルでは、座面底板の前端を延長することで、太もも裏から膝裏にかけての支え方も見直している。

もうひとつ注目したいのが、パーツのガタつきや異音を抑え、調整時のクリック感を改善したことである。

身体を預けたときの安定感、パーツを動かした際の手応え、リクライニング時の滑らかさ、調整時に生じる異音の有無など、日々の小さな感覚が家具としての質を左右する。

こうした数値に表れにくい部分を整えることは、単なる仕様追加以上に重要だ。ラグジュアリーとは、機能を過剰に主張することではなく、使い手が意識しなくても、操作や動作が静かに、正確に行われることだからだ。

カラーは、グラファイトブラックとアッシュホワイトの2色を展開する。メカニカルな構造を引き締めて見せるブラックと、現代的なホームオフィスに軽やかに馴染むホワイト。いずれも、ワークチェアをオフィス備品ではなく、住空間を構成する家具として選ぶための色彩といえる。

グラファイトブラックとアッシュホワイトのLiberNovo Omni Genに座る男女
カラーはグラファイトブラックとアッシュホワイトの2色。ホームオフィスの空間に合わせて選択できる

ワークチェアは身体を支えるウェルネス設備へ

誤解されがちだが、ラグジュアリーな住まいとは、華美なものを並べた空間ではない。

照明や空調、音環境が過不足なく整い、身体が求める快適性が、意識しなくても保たれていること。テクノロジーが表に出て主張するのではなく、暮らしの背後で静かに働いていること。LWL onlineが考えるこれからのラグジュアリーは、そうした「見えない快適性」の中にある。これは、健康や快適性を目立つ設備として付加するのではなく、暮らしの背後へ静かに組み込む「Invisible Wellness」の考え方にも通じる。

その視点に立てば、ホームオフィスの椅子もまた、単なるインテリアにとどまらない。照明が目と体内時計を支え、空調が温熱環境を整え、音響が集中や安らぎを生み出すように、椅子は身体に最も近い位置から、姿勢と動作、集中と休息を支える。ワークチェアは家具であると同時に、身体環境を整えるウェルネス設備でもある。

フラッグシップモデルだけに高度な機能を集約するのではなく、その思想をスタンダードモデルへと浸透させる。Omni Genの意義は、LiberNovoが提案してきた「身体に追従する椅子」を、より日常的な選択肢へと育てた点にある。

椅子に身体を合わせる時代から、椅子が身体に合わせる時代へ。

Omni Genは、ホームオフィスにおけるワークチェアの新たな基準を示す一脚となりそうだ。

最大31%オフの発売記念キャンペーン

新型電動ワークチェアLiberNovo Omni Genの発売記念ビジュアル。限定価格は9月8日まで
「LiberNovo Omni Gen」は9月8日10時59分まで発売記念価格で販売。最大31%オフとなるセットも用意される

LiberNovoは、Omni Genの発売を記念し、2026年9月8日10時59分まで、期間限定キャンペーンを実施する。

本体のみのベーシックセットは140,829円(税込)、本体とフットレストを組み合わせたスタンダードセットは146,129円(税込)、フットレストと予備バッテリーを加えたプレミアムセットは150,229円(税込)で販売され、プレミアムセットではメーカー希望小売価格から31%オフとなる。購入者向けの発売記念ギフトも用意される。

また、期間中に新規会員登録を行ったユーザーには、「LiberNovo Omni Pro」「LiberNovo Omni SE」「LiberNovo Maxis – Airflow」を対象とする5%オフクーポンを提供。8月31日までにLiberNovo製品を購入した場合は、付与ポイントが通常の2倍となるキャンペーンも実施される。

LiberNovoでは、条件を満たした製品について、商品到着後30日以内の返品保証を設けている。ワークチェアは、体格や姿勢、座り方によって相性が大きく異なる家具である。スペックや写真だけでなく、実際に一定期間身体を預けながら検討できる制度も、購入時の安心材料となるだろう。

LiberNovo公式サイト

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