エコバックスのロボット掃除機「DEEBOT N50 OMNI」発売。毛絡み防止技術をベーシックモデルに初搭載

 取材/LWL online編集部

エコバックスジャパンは、ロボット掃除機「DEEBOT N50 OMNI」を2026年7月29日に発売した。ベーシックモデルに初めて毛絡み防止技術「ZeroTangle 3.0」を搭載し、最大25,000Paの吸引力、回転式水拭き、ゴミ収集からモップ洗浄・45℃温風乾燥までを担う「OMNIステーション」を備える。メーカー希望小売価格は99,800円(税込)。

エコバックス DEEBOT N50 OMNIのブラックモデルとOMNIステーション
ブラックカラーの「DEEBOT N50 OMNI」。ロボット掃除機本体と、清掃後のメンテナンスを担うOMNIステーションで構成される

毛絡み防止技術「ZeroTangle 3.0」を搭載

DEEBOT N50 OMNIでは、エコバックスの毛絡み防止技術を進化させた「ZeroTangle 3.0」を採用した。

本体側面には「ARClean毛絡み防止サイドブラシ」を装備。ブラシの形状を工夫することで、髪の毛やペットの毛が絡み付くのを抑えながら、吸引口へと導く。

メインブラシには、45度のV字型ブラシ、V字型スパイラルブラシ、V字型コームを組み合わせた「トリプルV字構造」を採用した。サイドブラシとメインブラシの双方で毛の巻き込みを抑え、ブラシを手作業で手入れする頻度の低減を図っている。

エコバックスのラボ試験では、長さ25cm未満の乾いた毛髪を使用した条件において、毛髪の絡まり率「ほぼ0%」を確認したという。ただし、実際の結果は使用環境や毛髪の状態などによって異なる。

DEEBOT N50 OMNIの底面に搭載された毛絡み防止ブラシと2枚の回転式モップ
「DEEBOT N50 OMNI」の底面機構を示したイメージ。毛絡みを抑えるブラシ構造と、2枚の回転式モップを搭載する

最大25,000Pa吸引と回転式水拭き「OZMO Turbo 2.0」

吸引性能は最大25,000Pa。高速モーターと、空気の流れを効率化するストレートダクト構造によって、床上のホコリや髪の毛、細かなゴミに加え、カーペットの繊維に入り込んだペットの毛なども吸引する。

水拭きには、2枚のモップパッドを回転させる「OZMO Turbo 2.0」を採用。モップを高速回転させながら床面に継続的に給水することで、皮脂汚れや乾いて付着した飲食物の汚れなどを拭き取る。

カーペットを検知すると、モップを約9mm持ち上げる機構も搭載した。アプリ上では、カーペットに対して「吸引のみ」「進入禁止エリア」「通過のみ」「床と同様」といった清掃方法を設定できる。フローリングとラグ、カーペットが混在する住空間でも、床材に応じた清掃を行える設計だ。

ゴミ収集・モップ洗浄・45℃温風乾燥を自動化

付属する「OMNIステーション」は、本体にたまったゴミの自動収集、モップの自動洗浄・給水、45℃の温風による乾燥を1台で行う。

ダストバッグの容量は3Lで、使用環境によっては最大90日間、ゴミ捨てを行わずに使用できるとしている。電力料金の安い時間帯に充電するオフピーク充電機能にも対応する。

ロボット掃除機では、清掃性能だけでなく、ダストボックスやモップ、ブラシなどを人がどの程度手入れする必要があるかも、実用性を左右する。DEEBOT N50 OMNIは、こうした清掃後の作業までステーション側に任せることで、日常的な管理負担の軽減を狙う。

OMNIステーションに戻りモップを自動洗浄するDEEBOT N50 OMNI
OMNIステーションは、ゴミの自動収集に加え、モップの自動洗浄・給水・45℃温風乾燥までを行う

最大96㎡を最短8分でマッピング、3フロア分を保存

走行・空間認識には、高速マッピング技術「TrueMapping 2.0」と、3D障害物検知システム「TrueDetect 3D」を採用した。

最大96平方メートルの空間を最短8分でマッピングし、作成した地図をもとに清掃ルートを自動生成する。家具や床に置かれた小物などを検知し、衝突や立ち往生を抑えながら走行するという。

最大3フロア分のマップを保存できるため、複数階を持つ戸建て住宅にも対応する。最大3フロア分のマップを保存できるため、複数階の戸建て住宅でも、フロアごとの清掃マップを管理できる。

家具やラグがある室内をマッピングしながら清掃するDEEBOT N50 OMNI
「TrueMapping 2.0」で清掃ルートを生成し、「TrueDetect 3D」で家具や床上の障害物を認識しながら走行する

専用アプリからは、清掃スケジュールや部屋ごとの清掃エリア、吸引力、水量などを設定可能となっている。本体を置いた位置を中心に約1.5m四方を清掃する「スポット清掃機能」も搭載する。

床に置かれた本を回避しながら清掃するDEEBOT N50 OMNIとスマートフォンを操作する人物
専用アプリから、清掃スケジュールやエリア、吸引力、水量などを設定可能。TrueDetect 3Dが床上の障害物を認識し、衝突や立ち往生を抑える

家事工程全体の自動化を10万円以下の価格帯へ

近年のロボット掃除機は、単純に吸引力を競う段階から、毛絡みの抑制、床材に応じた清掃、障害物回避、清掃後のメンテナンスまでを含めた「家事工程全体の自動化」へと進化している。

DEEBOT N50 OMNIは、ZeroTangle 3.0や最大25,000Paの吸引力、回転式水拭き、全自動OMNIステーションといった機能を、同社のベーシックモデルへ展開した製品である。

ロボット掃除機を導入しても、ブラシに絡まった毛を取り除いたり、モップを洗って乾かしたりする作業が頻繁に発生すれば、「掃除を任せる」という本来の価値は薄れてしまう。DEEBOT N50 OMNIは、清掃中の性能だけでなく、人がロボットを管理する手間をどこまで減らせるかを重視した一台といえそうだ。

製品概要

  • 製品名: DEEBOT N50 OMNI
  • メーカー希望小売価格: 99,800円(税込)
  • 発売日: 2026年7月29日
  • カラー: ホワイト、ブラック
  • 最大吸引力: 25,000Pa
  • バッテリー容量: 5,200mAh
  • 本体サイズ: 幅353×奥行352×高さ100.35mm
  • ステーションサイズ: 幅350×奥行477×高さ533mm
  • 清掃モード: 吸引、水拭き、吸引・水拭き、吸引後水拭き
エコバックス DEEBOT N50 OMNIのホワイトモデルとOMNIステーション
「DEEBOT N50 OMNI」は、ブラックとホワイトの2色をラインナップする

公式サイト

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