住宅設計・開発プロフェッショナルのためのHome OS体験セミナー第2弾。HOMMA「Built-in Intelligence Session vol.2」4月20日開催

 取材/LWL online編集部

スマートホームという言葉は、いまや一般にも広く知られるようになった。しかしその多くは、スマートスピーカーやIoT家電を中心とした「ガジェット型スマートホーム」であり、建築の文脈から語られることはまだ少ない。LWL onlineが注目しているのは、そうした後付けのデバイスではなく、住宅そのものに知性を組み込む「建築統合型スマートホーム」という考え方である。

その思想を建築関係者に向けて紹介するセミナーとして開催されたのが、2026年2月に開催された「HOMMA Built-in Intelligence Session vol.1」だ。
そして今回、その第2弾となる「HOMMA Built-in Intelligence Session vol.2」が2026年4月20日(月)に開催される。

イベント概要:HOMMA Built-in Intelligence Session vol.2

  • 開催日:2026年4月20日(月)
  • 時間:
    • 第1回 13:00〜15:00
    • 第2回 16:00〜18:00
      ※両回とも同一内容
  • 会場:HOMMA 代々木上原オフィス
    (東京都渋谷区西原3丁目1-10 tefu Yoyogi Uehara)
  • 対象:
    建築家、デベロッパー、インテリアデザイナー/コーディネーター、
    リフォームプランナー、プロジェクトマネージャー(PM)など
  • 参加方法:事前申込制(応募フォームよりエントリー)
  • 応募締切:
    • 第1次締切:3月31日
    • 第2次締切:4月7日
  • 参加可否通知:4月11日までに案内予定
    ※応募多数の場合、締切前に受付終了となる場合があります。

応募はこちら

https://forms.gle/gDp1DVwPfKTBBsYb8

スマートホームは大きく2つに分かれる

LWL onlineでは、スマートホームを大きく2つの潮流があるとして整理している。

ひとつはIoTガジェット型スマートホーム
スマート電球やスマート家電などのデバイスを、スマートフォンやスマートスピーカーから操作する仕組みである。
導入しやすく普及も進んでいるが、住宅インフラとは切り離された存在であり、建築設計とはほとんど関係を持たない。また多くがクラウド依存型であるため、サービス停止によって機能が失われるリスクも抱えている。

もうひとつが建築統合型スマートホームだ。
照明、空調、ブラインド、セキュリティなどを建築段階から統合し、住まいが自律的に振る舞う環境として設計するアプローチを採る。
ここではスマートホームは「便利なガジェット」ではなく、住まいの振る舞いを設計する建築インフラとして扱われる。

建築統合型スマートホームの中にも分岐がある

実は、この建築統合型スマートホームの中にも、さらに大きな分岐が存在する。
従来主流だったのは、レガシー型(フルカスタマイズ型)ホームオートメーションである。
住宅ごとに制御設計をゼロから構築する方式で、自由度が非常に高い反面、設計・施工・調整の負荷が大きく、システムインテグレーターの力量に強く依存するという特徴がある。

一方、近年登場してきたのがユニット型Home OSという考え方だ。
あらかじめ設計された住宅OSをベースに住宅設備を統合し、ソフトウェアアップデートによって進化していく住宅インフラとして設計する。
このアプローチは、レガシー型ほど属人化せず、IoTガジェット型のように短命ではないという特徴を持つ。つまりスマートホームの「第三の道」と呼べる存在である。

そして、この第三の道を歩んでいるのがHOMMA HomeOSだ。
シリコンバレー発の住宅テクノロジー企業HOMMAは、このユニット型Home OSを実装した住宅システムを開発している。
その思想は、スマートホームを「住宅インフラ」として設計するというものだ。照明、空調、遮光、セキュリティなどを住宅OSで統合し、ソフトウェアアップデートによって進化する住環境を提供する。それは、iPhoneやTeslaのように、アップデートによって進化する住宅とも言えるだろう。

HOMMA HomeOS レポート
テクノロジーが“住まい”を再定義する~HOMMAが描く、ラグジュアリー・スマートホームの未来

vol.1では建築のプロフェッショナルが多数参加

2026年2月に開催されたvol.1では、建築家、デザイナー、デベロッパーをはじめとする多くの設計関係者が参加した。

セミナーでは、スマートホームの基本構造、HOMMAのシステムの紹介、実空間での体験が行われ、その後トークセッションが開催された。
トークセッションのテーマは「IoTガジェットでもない、レガシー型でもない。なぜHOMMAは第三の選択肢を選んだのか?」というものだ。

vol.1のトークセッションの様子

4月20日に開催されるvol.2では、vol.1での反響を受けて、「スマートホーム概論 → HOMMA HomeOS解説 → HOMMA HomeOS体験 → トークセッション → 質疑応答」という構成で、さらに内容をアップデートした形で実施される予定だ。
スマートホームを建築の新しいインフラとして理解するための機会となるだろう。

HOMMAのBuilt-in Intelligenceとは何か?

スマートホームを「後付け」から「建築統合型」へ

HOMMAが提唱する「Built-in Intelligence」は、スマートホームを後付けのIoT機器や操作デバイスの集合としてではなく、建築に内包された知性として設計するという思想に基づく住宅システムである。
照明、空調、遮光、セキュリティといった設備を完成後に足し合わせるのではなく、設計段階から統合制御を前提として住宅に組み込む点が特徴だ。

Home OSとして住宅全体を統合する

HOMMAのシステムは、住宅全体を統合する「Home OS」として設計されている。時間帯、居住者の行動、外光や温度などの環境条件に応じて、照明・空調・遮光などの設備が連動しながら自律的に最適化される。そこでは頻繁な操作や設定を必要としない、「意識せずとも整う住環境」が目指されている。

ラグジュアリー住宅に求められる「見えないテクノロジー」

ラグジュアリー住宅において重要となるのは、テクノロジーが意匠を侵食しないことである。
HOMMAのシステムでは、操作端末やデバイスを前面に出すのではなく、建築やインテリアに溶け込むインフラとして機能する設計思想が貫かれている。北米の住宅プロジェクトで培われた知見を背景に、日本市場でも建築家やデベロッパーとの協業が進んでいる。

実空間で体験する「HomeOS」

本セミナーでは、HOMMAの住宅OS思想とその実装を、単なる説明ではなく体験型セッションとして紹介する。
会場では、照明、シェード、空調、セキュリティといった住宅設備がどのように連動し、時間帯や生活動線に応じて住環境が変化するのかを、実際のデモンストレーションを通じて確認できる。
スマートホームを「IoT機器の集合」としてではなく、建築のインフラとして理解するための機会となるだろう。

スマートホームは、単なる住宅設備の進化ではない。それは、住まいの振る舞いを設計するという新しい建築思想でもある。
今回のセッションは、その変化の入口を体験する機会となりそうだ。

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    LWL online 編集部

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