フォルナセッティ × ポルトローナ・フラウ。名作チェア「1919」とドリンクキャビネット「Isidoro」がアート家具に

 取材/LWL online編集部

家具は、ときに建築やアートと同じくらい強い存在感を空間にもたらす。イタリアを代表するラグジュアリーファニチャーブランド Poltrona Frau(ポルトローナ・フラウ) と、ミラノのデザインアトリエ Fornasetti(フォルナセッティ) が手がけた今回のコレクションは、まさにその象徴と言えるだろう。

フォルナセッティ × ポルトローナ・フラウ。イタリアを代表する2つのブランドの共演

ラグジュアリーファニチャーの象徴「Poltrona Frau」幻想的な装飾世界を生み出す「Fornasetti」

イタリアを代表するラグジュアリーファニチャーブランド Poltrona Frau(ポルトローナ・フラウ) と、ミラノを拠点とするデザインアトリエ Fornasetti(フォルナセッティ) のコラボレーションによる特別なコレクションが登場した。
本コレクションは、ポルトローナ・フラウ東京青山で2026年3月12日より、ポルトローナ・フラウ大阪で3月13日より展示販売が開始されている。

今回のコラボレーションでは、ポルトローナ・フラウを象徴する2つのプロダクト──アームチェア「1919」とトランク型ドリンクキャビネット「Isidoro」を、フォルナセッティの代表的モチーフ「Ultime Notizie」で再解釈。

イタリアのクラフツマンシップと芸術的装飾表現が出会うことで、家具でありながらアートピースのような存在感を放つコレクションが誕生した。

モチーフは「Ultime Notizie」―新聞と蝶が織りなすフォルナセッティの象徴

1950年に生まれたフォルナセッティの代表的デザイン

今回のコレクションの中心となるのが、フォルナセッティを象徴するモチーフ 「Ultime Notizie(ウルティメ・ノティツィエ)」 である。1950年に創設者ピエロ・フォルナセッティによって生み出されたこのデザインは、新聞の断片を思わせるグラフィックの上を蝶が舞う幻想的なトロンプ・ルイユ(だまし絵)で知られる。

タイポグラフィとイラストが織りなす視覚的なリズムは、フォルナセッティの作品に通底する詩的で遊び心のある世界観を象徴している。

このモチーフが、ポルトローナ・フラウの最高級レザー Pelle Frau® にプリントされることで、クラフツマンシップと芸術性が融合した特別な家具へと昇華されている。

名作アームチェア「1919」がアート家具へ

ポルトローナ・フラウを象徴する1919年のデザイン

コレクションのひとつである 「1919 Ultime Notizie」 は、ポルトローナ・フラウの歴史を象徴するアームチェア「1919」をベースにしたモデルだ。1919年に発表されたこのチェアは、サヴォイア家の公爵のために創業者レンツォ・フラウが特注でデザインしたとされる名作。
ウィングバックの優雅なフォルム、アームレストのプリーツ状装飾、背もたれのカピトンネ(ボタン留め)など、熟練職人の技術が細部にまで息づくクラシックな一脚である。

そこにフォルナセッティのモチーフを大胆に配することで、歴史的な名作チェアは現代的なアートピースとして新たな魅力を放つ。

1919 Ultime Notizie

  • W900 × D950 × H930 / SH500 mm
  • 税込価格:3,300,000円

トランク型ドリンクキャビネット「Isidoro」

ジャン=マリー・マッソーによる機能美

もうひとつのプロダクトが、デザイナーのジャン=マリー・マッソーによるドリンクキャビネット 「Isidoro Ultime Notizie」 だ。
トランクのように開く構造を持つこのキャビネットは、棚や引き出し、ボトルラックを備えたホームバー家具。機能性と美しさを兼ね備えた設計に、フォルナセッティの幻想的なグラフィックが加わることで、空間の主役となる存在感を生み出している。

Isidoro Ultime Notizie

  • W710–1420 × D510 × H1170 mm
  • 税込価格:6,160,000円

家具を超えた「アートピース」としてのコレクション

イタリアのクラフツマンシップと装飾文化

両モデルには、フォルナセッティのアーティスティックディレクター、バルナバ・フォルナセッティによるメッセージが刻まれている。
「ニュースにとらわれすぎてはいけない。ニュースは儚いものだから」
この言葉は、日々流れ去る情報の時代において、永続的な価値を持つ“ものづくり”の精神を象徴しているかのようだ。

ポルトローナ・フラウの卓越したクラフツマンシップと、フォルナセッティの芸術的想像力。両者の出会いによって生まれたこのコレクションは、家具という枠を超え、イタリアの文化と美意識を体現する作品といえるだろう。

展示販売情報(東京青山・大阪)

Poltrona Frau Tokyo Aoyama(ポルトローナ・フラウ東京青山)

  • 東京都港区南青山5-2-13
  • 営業時間:11:00〜19:00
  • 定休日:水曜日

Poltrona Frau Osaka(ポルトローナ・フラウ大阪)

  • 大阪府大阪市中央区道修町3-6-1
  • 営業時間:11:00〜19:00
  • 定休日:水曜・土曜

  • 取材

    LWL online 編集部

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