ロッシュ ボボアの新作ソファ「SCRIPT」が日本初上陸。サシャ・ラキッチが手がける彫刻的デザイン

 取材/LWL online編集部

フランスのラグジュアリーインテリアブランド「Roche Bobois(ロッシュ ボボア)」の新作モジュラーソファ「SCRIPT(スクリプト)」が日本初上陸した。デザインを手がけたのは、同ブランドの代表作「BUBBLE(バブル)」などで知られるサシャ・ラキッチ。1970年代の美学を現代的に再解釈した彫刻的なフォルムと、身体の動きに寄り添う快適性を融合させた注目の新作だ。東京・神宮前のRoche Bobois TOKYOでは、10月16日から実物を展示している。

ロッシュ ボボア「SCRIPT」とは? サシャ・ラキッチが描く1970年代の彫刻的デザイン

1960年にパリで創業したロッシュ ボボアは、フランスのライフスタイルを象徴する「Art de vivre(暮らしの芸術)」を体現するインテリアブランドだ。現在は世界60カ国以上で展開し、国際的なデザイナーやファッションブランドとの協業を通じて、家具を単なる生活道具ではなく、暮らしを彩るアートとして提案している。

2026年秋冬コレクション「AUTUMN-WINTER CREATIONS 2026」で発表されたSCRIPTは、ロッシュ ボボアを代表する「BUBBLE」や「SPEED UP」などを手がけたデザイナー、サシャ・ラキッチによる新作。

ロッシュ ボボア「SCRIPT」をデザインしたサシャ・ラキッチ(Sacha Lakic)のポートレート
デザイナーのサシャ・ラキッチ(Sacha Lakic)。ロッシュ ボボアの代表作「BUBBLE」「SPEED UP」などを手がけ、今回の新作「SCRIPT」でも独自の造形美を追求している

1970年代のデザインに着想を得た「ネオ・レトロ」の造形美が特徴である。ゆったりとしたボリューム感を持ちながら、丸みを帯びた曲線を組み合わせることで、彫刻作品のような存在感を生み出している。座面を背もたれの上部にまで張り出させた独創的な構造も印象的で、視線の抜けをつくることにより、大胆なフォルムでありながら軽やかな印象を与える。

ロッシュ ボボア「SCRIPT」のグリーンのモジュラーソファ|曲線的な座面と背もたれを組み合わせたリビング
豊かな曲線とボリューム感が印象的な「SCRIPT」。モジュールの組み合わせによって、住空間に合わせた自由なレイアウトが可能となる

サイドには3枚のパネルを組み合わせたテーラード仕立てのステッチを採用。リズミカルな縫製ラインが柔らかな曲面にアクセントを加え、すっきりと仕上げた座面との対比によって、立体的でグラフィカルな表情を生み出している。

ロッシュ ボボア「SCRIPT」の背もたれとクッション|グリーンのファブリックと丸みを帯びたデザイン
身体を包み込むような丸みを帯びた背もたれと、柔らかな表情を持つファブリック。細部にまで彫刻的な造形美が息づいている

空間の中心に置かれるソファがひとつのアートピースとなる。SCRIPTはラグジュアリーなリビングにふさわしい家具といえるだろう。

人間工学に基づく快適性。身体の動きに寄り添う独自のランバーサポート機構

SCRIPTは造形の美しさに加えて、身体の動きに合わせてサポート性を変化させる、人間工学に基づいた設計も大きな特徴となっている。

背もたれには高反発のHRフォームを用いた一体型ランバーサポートを内蔵。さらに、座面の引き込み構造と伸縮性のあるファブリックを組み合わせたアダプティブシステムを採用する。

この構造によって、背もたれの動きに連動してランバーサポートの角度が変化。座る人の姿勢や身体の動きに応じて腰部を支え、背もたれを閉じた状態でも開いた状態でも、安定した座り心地を実現する。

ロッシュ ボボア「SCRIPT」の背もたれ側面|腰部を支えるクッションと曲線的な構造
「SCRIPT」の背もたれを側面から見たディテール。独自のアダプティブシステムを採用し、背もたれの動きに合わせてランバーサポートの角度が変化する設計となっている

視覚的な美しさと身体的な快適性を両立させるSCRIPTの設計には、ラグジュアリーな住空間において、デザインとウェルネスの双方を重視する現代的な考え方が表れている。

ロッシュ ボボアの新作ソファ「SCRIPT」を東京で体感。DESIGNART TOKYO 2026にも参加

SCRIPTは、10月16日から東京・神宮前のRoche Bobois TOKYOで展示されている。

モジュラーソファならではの自由な組み合わせに対応し、住空間の広さやライフスタイルに合わせたレイアウトを提案。ショールームには豊富なファブリックサンプルも用意され、素材やカラーの選択を含めたコーディネートを相談できる。

また、Roche Bobois TOKYOは、10月30日から11月8日まで開催されるデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2026」にも参加する。

今年で10回目を迎える同イベントは、「Hibiki」をテーマに東京の各所で開催される。インテリアや建築、アート、ファッション、テクノロジーなど、多彩なクリエイションが街を彩る予定だ。

デザインと身体的な心地よさを一体化させたSCRIPT。造形と機能の両面から、上質な住空間のあり方を提案する新作として注目したい。

Roche Bobois TOKYO

  • 所在地:東京都渋谷区神宮前3-35-1 1F/2F
  • 営業時間:11:00〜19:00
  • 定休日:年末年始を除き無休
  • アクセス:東京メトロ銀座線「外苑前駅」3番出口から徒歩約5分
  • 公式サイト:https://www.roche-bobois.com/

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