Makuake開始14分で1億円超。話題の最新プロジェクター、AWOL「Aetherion Max」を見た!

 取材/LWL online編集部

AWOL Visionの4K RGBレーザー超短焦点プロジェクター「Aetherion Max」が日本上陸した。8月18日11時にMakuakeで先行販売を開始すると、わずか14分で応援購入額1億円を突破。100インチを壁から約15.8cmで投写できる超短焦点設計に加え、RGBトリプルレーザーや独自技術「PixelLock」、DLP方式で気になるレインボーエフェクトを抑える「Anti-RBE」を搭載する。では、その映像は実際にどうなのか。Aetherion Maxを実視聴し、特に印象的だったカラーブレーキングノイズの少なさを中心に、その実力をショートレビューする。

Makuake開始14分で1億円超。「Aetherion Max」が注目される理由

AWOL Visionが、4K RGBレーザー超短焦点プロジェクター「Aetherion(イーサリオン)」シリーズの日本展開を開始した。8月18日11時からMakuakeで先行販売をスタートしたところ、開始からわずか14分で応援購入額1億円を突破。異例ともいえる初速を記録した。

ラインアップは上位機「Aetherion Max」と「Aetherion Pro」の2モデル。超早割価格はMaxが369,800円、Proが309,800円で、正式発売は10月を予定している。米Kickstarterでは7,000人以上から支持を集め、累計支援額約30億円に達した製品だけに、日本市場でも高い関心を集めることは予想されていたが、それでも14分で1億円という数字はインパクトが大きい。

100インチを約15.8cmで投写。テレビとは異なる「大画面」のつくり方

Aetherionシリーズは、壁際に置ける超短焦点設計となる。投写比は0.2:1で、100インチなら壁からわずか約15.8cm、最大200インチまでの4K投写に対応する。上位機Maxは3,300 ISOルーメン、Proは2,600 ISOルーメンと高輝度。RGBピュアトリプルレーザー光源を採用し、110% Rec.2020の広色域、ネイティブコントラスト6,000:1、EBL有効時には最大60,000:1の視聴コントラストをうたう。

LWL onlineの観点からは、「大画面テレビの代替」ではない点に注目したい。100インチを超えるテレビは、搬入や壁面占有、空間への圧迫感という問題がついてまわる。一方、超短焦点プロジェクターと電動ALRスクリーンを組み合わせれば、視聴時だけ大画面を立ち上げ、使わないときはスクリーンを収納できる。映像機器を建築やインテリアにどう溶け込ませるかという観点では、大型テレビとは異なる価値を持つのだ。

Aetherionはいわゆるスマートプロジェクターである。
Google TVを搭載し、NetflixやYouTubeなどの動画配信サービスを本体だけで利用できるほか、Dolby Vision、HDR10+、IMAX Enhancedにも対応。VRRやALLM、最大1msの低遅延など、ゲーム用途まで含めた「住空間の大画面端末」としてまとめられている。

AWOL Aetherionシリーズを寝室に設置した4K超短焦点プロジェクターの使用イメージ
壁際にプロジェクターを設置し、大画面を楽しむAetherionシリーズの設置イメージ。大画面テレビとは異なる形で映像を住空間に取り込める

実視聴で驚いた、DLPのレインボーエフェクトの少なさ

スペック以上に印象に残ったのが、DLPプロジェクターで気になることの多いカラーブレーキングノイズ、いわゆるレインボーエフェクトの少なさだった。

少しマニアックな話になってしまうが、単板式DLPでは、一つのDMDでRGB各色を時間分割して表示するため、視線を素早く動かした際や、暗い画面に明るい物体が浮かぶような場面で、赤・緑・青の色分離が一瞬見えることがある。見え方には個人差があるが、気になる人にとってはプロジェクター選びを左右する要素だ。ちなみに、筆者は非常に気になる。

AWOL Visionはこの弱点に対し、「Anti-RBE」テクノロジーを投入している。RGB三色レーザーを高速駆動し、レインボーエフェクトを最大99.99%低減するとしている。昨年登場した長焦点モデルのValerion VisionMasterシリーズでも、この対策はかなり有効だと感じていた。

今回、Aetherion Maxの映像を実際に視聴すると、その印象はさらに一段進んでいた。筆者が確認した範囲では、カラーブレーキングノイズは「かなり少ない」というより、ほとんど意識することがなかった。もちろん視認性には個人差があり、あらゆる映像や条件で皆無と断言することはできない。それでも、単板DLPであることを意識せずに映像へ入り込めたことは、短時間の視聴でも明確な印象として残った。

『4K Great View』『トップガン マーヴェリック』で画質をチェック

『4K Great View』の「世界自然遺産 小笠原」や『トップガン マーヴェリック』などを視聴したが、カラーブレーキングノイズを気にすることがなく、快適に視聴することができた。特にこれまで何度も見ている『4K Great View』「世界自然遺産 小笠原」の空撮のシーンでは、解像度の高さと明るさが際立ち、「ヌケの良い映像」であることが実感できた。

超短焦点プロジェクターは「画質で妥協する製品」ではなくなる

超短焦点プロジェクターは、設置性では有利な一方、長焦点の本格ホームシアタープロジェクターに対して画質面で妥協する製品と思われがちだった。特に超短焦点方式では、投写角度が極端に大きくなるため、大画面になるほど周辺部のフォーカスや解像感を均一に保つことが難しい。だがAetherionはPixelLockによって画面全域の鮮明さを追求し、今回の視聴でも周辺部を含めたフォーカスの甘さはほとんど気にならなかった。

さらにRGBレーザーによる色再現性、Anti-RBEによるDLP固有の弱点への対策まで含め、その距離をかなり縮めているという印象を持った。

開始14分で1億円というMakuakeでの反応は、単なる新製品への物珍しさだけでは説明しにくい。大型テレビを置かずにリビングの意匠を保ちつつ、100インチ超の映像体験を得たい。そんな需要が、日本でも確実に存在していることの表れだろう。

Aetherionは、プロジェクターを「専用室のためのAV機器」から、「暮らしの中に大画面を必要なときだけ出現させる設備」へと近づける一台である。日本国内におけるオフライン連携パートナーである株式会社アバック(AVAC)では、実店舗での実機展示を行っている。興味ある方は実店舗で、映像に加えて、設え、デザイン等を確認していただきたい。

●製品体験イベントのご予約について

Aetherionシリーズ公式ページ

  • 取材

    LWL online 編集部

Related articles 関連する記事

  1. home Home
  2. INFO
  3. Makuake開始14分で1億円超。話題の最新プロジェクター、AWOL「Aetherion Max」を見た!