時短を、芸術に。“テクノロジーで自分の時間を取り戻す” Dreameが描く新たな住まいの未来 

オーディオ&サブカルライター/杉浦みな子 

世界的なスマート家電ブランドであるDreame Technologyが、2026年に発表された日本向け新製品群に掲げたのは「時短を、芸術に。」という印象的なコンセプトだった。効率を追い求めてタスクを早く終わらせるだけの家電ではなく、時短プロセスの背景にあるテクノロジーを、いかに美しく生活へ調和させるか。これからの新しい暮らし方へつながる挑戦を見ていこう。

新たな思想「時短を、芸術に」がもたらす、自分時間への投資

Dreameは2026年6月1日、表参道ヒルズにて「DREAME JAPAN 6月新製品発表会&展示会」を開催した。当日は、日本の消費者が日々の生活やケアに感じる課題に関する調査結果を紹介し、Dreameが掲げる「テクノロジーの力で人々の時間を解放し、暮らしの体験を進化させる」という考えのもと、新たなブランドメッセージ「時短を、芸術に。」が発表された。 

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そう、同社が目指すのは、「家電によって単に家事やケアの時間を短縮するだけでなく、そのプロセスや結果までも美しく、心地よいものへと昇華させる」という挑戦である。それは、これからのスマートな暮らしにおける新しいスタンダードを予感させる。 

この思想を根底から支えているのが、圧倒的なパワーを誇る独自の「高速デジタルモーター」をはじめとする同社のコア技術。そして、それを最適に制御する先進の「AIアルゴリズム」だ。これらのハイエンドテクノロジーを内包した家電群によって、掃除やヘアケアといった日々の作業を、より直感的でシームレスな体験へと進化させ、効率化の先にある「美しい体験」の創出を実現する。 

進化するロボット掃除機、階段を上る未来の足音も

LWL onlineとして注目したいのは、やはりDreameの代名詞とも言えるロボット掃除機。会場では新モデル「Aqua10s Roller AE」が発表されたほか、日本未発売の階段昇降ロボット掃除機「Cyber X」の実機デモンストレーションも行われ、グローバルブランドの技術力がアピールされていた。 

「Aqua10s Roller AE」

2000年代初頭に登場したロボット掃除機は、当時「自動で動く」だけで未来を感じさせた。その後、センサーで部屋の形を捉える「マッピング機能」を得て賢くなり、そしてここ数年で急激な進化を遂げている。近年のフラッグシップ機は、吸引と水拭きの2in1であることはもちろん、ゴミの自動収集からモップの高温洗浄・乾燥にいたるまで、一連の工程を自動で完結させる完全自動化が当たり前となっている。

そして大きいのが「エッジAI」搭載による認識精度の進化。内蔵するカメラとセンサーによって、床にある障害物が何であるかをAIが高精度に認識して回避し、スマートに掃除を行うのだ。 

「Aqua10s Roller AE」

新モデル「Aqua10s Roller AE」も、もちろんそれらの最新仕様を備えるハイグレードモデル。しかも業界トップクラスとなる35,000Paの驚異的な吸引力を確保しているのが特徴だ。しかも、走行中にローラーモップを洗浄しながら室内を走行する「リアルタイム浄水モップ」に対応しているので、常に綺麗なモップで水拭きできるのも魅力。壁際を察知するとローラーモップが自動で伸長・駆動し、部屋の隅々までしっかりとケアしてくれる。 

走行しながらリアルタイムで洗浄もされる「Aqua10s Roller AE」のローラーモップ

さらに、会場で行われた階段昇降ロボット掃除機「Cyber X」の実機デモンストレーションでは、実際に階段を上る様子を見ることができた。本機は、専用アタッチメントにロボット掃除機本体を格納することで階段を上っていくスタイルだ。 

階段を上る「Cyber X」

同時期に、他社からも階段を上るギミックを備えたロボット掃除機のプロトタイプが相次いで登場していて、この分野は世界中から注目が集まっている。長らく、ロボット掃除機にとって最大の障壁だった「階段」。それを克服する時代がすぐそこまで来ている。 

そのほか、日本の住環境に優しく寄り添うコードレススティック掃除機「S1」シリーズも発表された。ブランド初となるスリムなペンシルスタイルで、重量は約1.1kgという驚異の軽量設計を誇る。

コンパクトながらゴミ自動収集機能付きドックが付属する「S1 Station」を中心に3製品をラインナップ

髪を“育てる”体験へ。AIヘアケアの美容家電 

続いて、「テクノロジーを使った豊かな表現を日本市場へ」という同社の決意を強く感じさせたのが、劇的な進化を遂げたビューティープロダクト群だった。特に注目したいのが、髪を乾かす+αの魅力を備えた「ドライヤー」たち。フラッグシップヘアドライヤー「Dreame Miracle Pro Silk」、エアフローで髪を整える次世代エアストレートアイロン「Dreame Aero Straight Pro」、8-in-1ヘアドライ&スタイリングツールキット「Dreame AirStyle Pro Hi」の3製品が発表された。 

なかでも目玉となったのが、ヘアドライヤーの「Dreame Miracle Pro Silk」。エッセンスを含む気流を活用する「エッセンス・インフュージョン」や、1064nm/633nmのデュアル波長レッドライト機能を搭載するフラッグシップモデルだ。同社では、速乾性能に加え、日々のヘアドライをより心地よいケア習慣へと変える製品として提案している。 

「Dreame Miracle Pro Silk」

独自のデジタルモーターと緻密なアルゴリズムに加え、新たに「距離センサー」と「超微細ミスト」を採用。髪とドライヤーの距離を自動認識するインテリジェント熱制御で、最適な温度をキープし髪への熱ダメージを抑制する。さらに、潤いを補給する超微細ミストを同時に届けることで、髪のダメージを抑えるだけでなく、ヘアカラーの色落ちにも配慮する仕組み。まさに「髪を育てるケア」を実現する。 

「Dreame Aero Straight Pro」

「Dreame Aero Straight Pro」は、髪の乾燥とスタイリングをワンステップで行えるのが特徴のストレートアイロン。温風と冷風を組み合わせる「デュアルエアフロー技術」と温度コントロールにより、濡れた髪を乾かしながらそのままストレートスタイリングが可能だ。「AIスタイリングアシスト」がその瞬間の髪の状態をリアルタイムに認識し、風量と温度を自動調整してインテリジェントなヘアケアを実現する。 

「Dreame AirStyle Pro Hi」

「Dreame AirStyle Pro Hi」は、8種類のプロ仕様アタッチメントを使い分けることで、ドライ、ストレート、カール、ボリューム、スムージングまで1台で対応するカールドライヤー。専用アプリで自分の顔写真を解析すると、AIが自分に似合う髪型を提案してくれるというスマートな連携機能を搭載。独自の「ラップアラウンドジェットエアフロー(コアンダ効果)」により、髪の毛を自然に巻き付けて簡単&自由にスタイリングが楽しめるようになっている。これらは、面倒な身支度を「楽しい芸術の時間」へと変えるテクノロジーと言えよう。 

日本のライフスタイルに溶け込む生活家電、本格展開 

Dreameのグローバルな面白さは、カテゴリーの枠に捉われない拡張スピードにある。今回は日本市場へ向けて、冷蔵庫や羽なし扇風機、空気清浄機などの生活家電群も披露された。 

冷蔵庫「Slimax」

冷蔵庫「Slimax」は最先端の断熱材を採用することで、外形は日本のキッチンに収まるスマートなサイズでありながら、庫内スペースを極限まで広げて圧倒的な収納力を確保した1台。スタイリッシュな質感のマット仕上げステンレスを全面に採用し、日本の住環境へ自然に溶け込む美しさを見せる。 

空気清浄機「FP10」は、日本の高いペット需要(犬・猫の飼育環境)にフォーカスし、特有の毛や臭い対策を強化したモデル。

空気清浄機「FP10」

360°フィルターでペットの毛やホコリを捕集し、ローラーブラシ自動クリーニング構造でフィルターを自動清掃するのが特徴だ。抜け毛やほこりだけではなく、ペット特有のニオイもしっかり除去することで、同社では「ペットとともに暮らすご家庭のための新しい選択肢」と謳っている。 

羽なし扇風機「MF10」

さらに、羽なし扇風機「MF10」も大きく会場の目を引いた1台だ。サーキュレーターとしても使えるので年間を通して活躍する空調家電となる。いずれもインテリアに馴染みつつ、ローカライズを意識した細やかな製品展開が光った。 

テクノロジーが生み出す時間で、私たちは何をはじめよう

日々の家事やケアをただの「作業」として終わらせるのではなく、そのプロセスすら美しく、住空間に溶け込ませていく――。Dreameが掲げた「時短を、芸術に。」というコンセプトは、圧倒的なテクノロジーによって暮らしのノイズを削ぎ落とし、浮いた時間で自らのライフスタイルをクリエイティブにデザインする。 

これらのプロダクトを家に迎え入れるということは、「自分の人生の時間を取り戻す」という心地よい豊かさへの投資なのだ。我々のライフスタイルをより豊かに、スマートに塗り替えようとしているDreameが提案する未来の住まい像から、今後も目が離せない。 

公式サイト

  • オーディオ&サブカルライター

    杉浦みな子

    1983年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。在学時は映画研究会で映像制作に勤しみつつ、文芸評論家・福田和也教授に師事。2010年よりAV・家電メディアの編集/記者/ライターとして13年間従事し、音楽とコンシューマーエレクトロニクス系の分野を担当。2023年独立。音楽・オーディオ・家電から、歴史・カルチャーまで幅広いテーマで執筆中。実績はこちらから→https://foriio.com/minako-sugiura

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