Devialet「Phantom Ultimate 98 dB Pulse Blue」登場。F1の緊張と速度を「青」に

 取材/LWL online編集部

フランス・パリ発のラグジュアリーオーディオブランド、Devialet(デビアレ)が、「Phantom Ultimate 98 dB」のエクスクルーシブエディション「Pulse Blue」を発表した。2026年9月25日発売、価格は318,000円(税込)。Devialetのグローバル・ブランド・アンバサダーを務める、Oracle Red Bull RacingのF1ドライバー、アイザック・ハジャーをアイコンに起用し、モータースポーツにおける極限の集中とパフォーマンスを、深いブルーのプロダクトへと落とし込んだモデルだ。

Devialetとは? パリ国立オペラとも協業するフランス発ラグジュアリーオーディオ

LWL onlineでは、これまでも何度かDevialetを取り上げてきたが、ここで改めて簡単にプロフィールを紹介しよう。

Devialetは2007年、パリで誕生したフランスのオーディオブランドだ。アナログA級アンプのリニアリティと、デジタルD級アンプのパワーと効率性を融合した独自の技術である「ADH(Analog Digital Hybrid)」を中核に据え、アンプからワイヤレススピーカー、サウンドバー、イヤホンまで製品領域を広げてきた。

ブランドの取り組みとしてよく知られているのが、パリ国立オペラ(Opéra de Paris)との関係である。ガルニエ宮の金箔修復も手がける職人集団Ateliers Gohardが、一枚ずつ金箔を施す「Opéra de Paris」エディションを展開するなど、先端的な音響技術とフランスの伝統的サヴォアフェールを結びつけてきた。現在、ガルニエ宮の大広間には20台のPhantom Opéra de Parisによるリスニング空間も設けられている。

このエピソードからは、Devialetがラグジュアリーオーディオブランドであるとともに、テクノロジー、工芸、建築空間、文化を横断する「音のラグジュアリーメゾン」であることが理解できるだろう。

F1の極限の集中を表現した「Pulse Blue」

そうしたDevialetのデザイン思想をモータースポーツの世界へと接続したモデルが、今回登場する「Pulse Blue」である。

「Pulse Blue」という名称は、決定的な瞬間の激しさと、最高のパフォーマンスを発揮する直前に訪れる研ぎ澄まされた静けさから着想したとのこと。コックピットでの完全なる集中の瞬間を反映し、青は研ぎ澄まされた存在感、すなわち最大限の警戒心、スピード、妥協のない精度を表現したという。

カラーは、かつてDevialetのビジュアルアイデンティティとして用いられたシグネチャーブルーを再解釈し、サイドパネルを従来のマット仕上げからグロスへ変更。クリアニスを重ねることによって奥行きを生み出し、周囲から差し込む光によって表情を変える鏡面仕上げとしている。

オーディオ機器というよりも、室内に置かれるオブジェ、あるいはアートと呼びたくなる佇まいだ。

Devialet Phantom Ultimate 98 dB Pulse Blueのグロス仕上げ
光を受けて表情を変える「Pulse Blue」。シグネチャーブルーを再解釈し、グロス仕上げのサイドパネルによって深みのある色調を生み出している

18Hzの低域を幅157mmのボディから。Phantom Ultimate 98 dBの音響技術

ベースとなる「Phantom Ultimate 98 dB」は、幅157×奥行219×高さ168mm、重量4.3kgというコンパクトな筐体に、最大出力400Wで、2基のアルミニウムウーファーと1基のアルミニウムフルレンジドライバーを搭載。最大音圧レベル98dB、周波数特性18Hz〜25kHzを実現する。

Devialet Phantom Ultimate 98 dB Pulse Blueの製品外観
「Phantom Ultimate 98 dB Pulse Blue」。幅157×奥行219×高さ168mmのコンパクトなボディに、Devialet独自の音響技術を凝縮する

Devialet独自の「ADH」に加えて、スピーカーユニットの挙動をリアルタイムに最適化する「SAM(Speaker Active Matching)」、左右対称に配置したウーファーによるフォースキャンセリング構造「HBI(Heart Bass Implosion)」などが搭載されている。コンパクトな外形から身体全体で受け止めるような低域を生み出すという、Phantomシリーズの設計思想を継承する。

Devialet Phantom Ultimate 98 dB Pulse Blueの前面ドライバー部
「Phantom Ultimate 98 dB Pulse Blue」のトゥイーター。音響性能と彫刻的な造形をひとつの筐体に統合している
Devialet Phantom Ultimate 98 dB Pulse Blueのサイドウーファー
Phantomを象徴するサイドウーファー。左右対称に配置したウーファーを用いるHBI(Heart Bass Implosion)によって、コンパクトな筐体から18Hzまでの低域再生を実現する

さらに最新の「Devialet OS(DOS3)」を搭載し、AirPlay、Google Cast、Roon Ready、Spotify Connect、Tidal Connect、UPnPなどに対応。ミュージック、ポッドキャスト、シネマという3種類のリスニングモードや6バンドEQなど、日常のリビング空間で使うネットワークスピーカーとしての機能も備える。

なお、「Phantom Ultimate 98 dB Pulse Blue」は9月25日発売。国内では二子玉川 蔦屋家電、Devialet直営店、Devialet.com、完実電気オンラインショップのみで販売される。

Devialet「Phantom Ultimate 98 dB Pulse Blue」製品概要

  • 製品名:Devialet Phantom Ultimate 98 dB Pulse Blue
  • 発売日:2026年9月25日
  • 価格:318,000円(税込)
  • 最大音圧レベル:98dB SPL @ 1m
  • 最大出力:400W
  • 周波数特性:18Hz〜25kHz(±6dB)
  • ドライバー構成:アルミニウムフルレンジドライバー×1、アルミニウムウーファー×2
  • 接続方式:AirPlay、Google Cast、Spotify Connect、Tidal Connect、UPnP、Roon Ready(RAAT)、Bluetooth 5.3、光デジタル(3.5mm)
  • 対応コーデック:SBC、AAC
  • ネットワーク:Wi-Fi 5(802.11 a/b/g/n/ac、2×2 MIMO/2.4GHz・5GHz)、Ethernet RJ-45 100/1000Mbps
  • 電源:100-240V〜50/60Hz
  • 消費電力:Off時 0.5W未満、Standby時 2W未満
  • 外形寸法:幅157×奥行219×高さ168mm
  • 重量:4.3kg
  • 保証期間:2年
  • 付属品:電源ケーブル、クイックスタートガイド
  • 販売店:二子玉川 蔦屋家電、Devialet直営店、Devialet.com、完実電気オンラインショップ限定

Devialet公式サイト

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