創業100周年のBang & Olufsenをfragmentが再解釈。阪急メンズ大阪でPOP-UP開催

 取材/LWL online編集部

Bang & Olufsen(バング & オルフセン)と、藤原ヒロシ氏率いる東京のデザインスタジオfragment(フラグメント)によるコラボレーション商品が2026年6月3日(水)より世界発売を開始した。また、6月3日(水)から6月9日(火)まで、阪急メンズ大阪 本館1階 メインステージではPOP-UPも開催される。

1925年にデンマーク・ストルーアで創業して以来、Bang & Olufsenは音響技術、造形美、クラフツマンシップを一体のものとして追求してきた。LWL onlineでもこれまで、Beolab 90 Titan Edition、Beosound Premiere、100周年記念展、日本初のコンセプトブックなどを通じて、Bang & Olufsenを「音響機器のブランド」ではなく、住空間における音とデザインのあり方を問い続ける存在として紹介してきた。

今回のBang & Olufsen × fragmentは、その100年のアーカイブを、fragmentの視点から再解釈する試みである。

Bang & Olufsen × fragment

Bang & Olufsen × fragmentのキービジュアルとコラボレーションモデル

アイコニックな4製品をfragmentの美学で再解釈

今回のコラボレーションでは、Bang & Olufsenを象徴する4つのプロダクトが対象となる。ポータブルBluetoothスピーカー「Beosound A1」、ヘッドホン「Beoplay H100」、壁掛け型スピーカーシステム「Beosound Shape」、そして名作CDプレーヤー「Beosound 9000」を現代に蘇らせた「Beosystem 9000c」である。

fragmentのシグネチャーともいえるミニマルで抑制された美学は、Bang & Olufsenのデザイン思想と相性がよい。Bang & Olufsenのプロダクトは装飾によって存在感を示すものではなく、「Form follows function.」というモダンデザインに基づき、また素材、構造、操作性、音響性能が統合された結果として、空間の中に立ち上がる。そこにfragmentの「黒」の感性が加わることで、プロダクトはよりシャープに、都市的に、そしてコレクタブルな存在として立ち上がる

特にBeosystem 9000cはBang & Olufsenの歴史を知る人にとって象徴的なモデルだ。
縦に並んだCDが可視化されるその佇まいは、単なる音響再生機ではなく、音楽を空間の中に展示するための装置でもある。サブスクリプションとワイヤレス再生が当たり前となった現在に、あえてCDというメディアの身体性を再提示することは、オーディオ機器のデザインという文脈を考えるうえでも、あるいは世界的なアナログブームによりフィジカルなオーディオ体験の見直しという文脈を考えるうえでも、きわめて示唆的である。

Bang & Olufsen × fragmentのBeosystem 9000cとBeolab 28
Beosound 9000を現代に蘇らせたBeosystem 9000c。fragmentのブラックによって、CDを「見せる」というBang & Olufsenの思想が新たな表情をまとった

阪急メンズ大阪POP-UPはDAIKEI MILLSが空間デザイン

6月3日(水)からスタートした阪急メンズ大阪でのPOP-UPでは、設計事務所DAIKEI MILLSが空間デザインを担当する。

テーマは「機能の拡張」。
工業製品のミニマルな美しさと機能性を備えつつ、どこか無骨さも感じさせる「延長コード」をマテリアルとして用い、本来であれば隠されることの多い電源や配線を、あえて空間構成の要素として見せていく。

この発想は、Bang & Olufsenのプロダクトとよく響き合う。音響機器は、電源、配線、設置環境、部屋のスケールと切り離して考えることができない。にもかかわらず、一般的な展示では、それらはしばしば背景へと退けられる。しかし、今回のPOP-UPでは、空間に不可欠な機能を隠すのではなく、拡張し、間仕切りとして用い、商品と向き合う場をつくる。 つまり、Bang & Olufsen × fragmentのプロダクトを見るだけでなく、それがどのような空間の中で成立するのかを体感する展示でもある。

7月には岩田屋本店でもPOP-UPを開催

Bang & Olufsen × fragmentのコラボレーション商品は、阪急メンズ大阪のPOP-UP会場のほか、一部商品はBang & Olufsen公式オンラインストア、Bang & Olufsen表参道店でも展開される。表参道店については抽選販売となる。

また、7月1日(水)から7月7日(火)までは、福岡・岩田屋本店本館1階 KIRAMEKI BOARDでもPOP-UPが開催される予定だ。

Bang & Olufsenは2026年、創業100周年をめぐるさまざまな取り組みを展開している。過去を回顧するだけではなく、アーカイブを現代の生活空間やカルチャーへと接続していく姿勢こそ、同ブランドの現在地を示している。fragmentとのコラボレーションは、その流れの中でも、音響、デザイン、ファッション、空間演出が交差するニュースとして注目したい。

POP-UP概要

Bang & Olufsen × Fragment POP-UP in 阪急メンズ大阪

  • 会期:2026年6月3日(水)~6月9日(火)
  • 営業時間:11:00~20:00
  • 空間デザイン:DAIKEI MILLS
  • 会場:阪急メンズ大阪 1階 メインステージ

Bang & Olufsen × Fragment POP-UP in 岩田屋本店

  • 会期:2026年7月1日(水)~7月7日(火)
  • 営業時間:10:00~20:00
  • 会場:岩田屋本店本館 1階 KIRAMEKI BOARD

公式ウェブサイト:https://www.bang-olufsen.com/ja/jp

Instagram:https://www.instagram.com/bangolufsen_japan/

LINE:https://lin.ee/62py5bq

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    LWL online 編集部

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