PENT.×AD WORLD「Reflection Lounge」開催。ラグジュアリー・フィットネスとインテリアが融合
ポーランド発のラグジュアリー・フィットネスブランド「PENT.(ペント)」の日本正規輸入販売元であるdux(デュクス)と、ヨーロッパの上質な内装建材や家具を扱うAD WORLD(エーディーワールド)がコラボレーション。東京・西新橋のAD WORLDショールームで、テンポラリーギャラリー「Reflection Lounge」が2026年8月19日から11月13日まで開催される。PENT.のフィットネス機器に、家具、フローリング、突板といったインテリアの要素を融合。「美しさがウェルネスへとつながる、洗練されたライフスタイル」をテーマに、ホームジムを「鍛えるための部屋」から、心身を整える上質な住空間へと拡張する新たな可能性を提示する。
PENT.とは? 「Interior Fitness」でホームジムをインテリアへ
LWL onlineでは、PENT.を単なる高級フィットネス機器ではなく、住空間の中に美しく溶け込む「Interior Fitness」という視点からこれまで継続して紹介してきた。この「Interior Fitness」は、日本正規輸入販売元であるduxが、日本市場におけるPENT.の価値を表現するコンセプトでもある。
PENT.は、天然木や本革、精密なメタルパーツなどを用いて、トレッドミルやエアロバイク、ダンベル、ピラティスリフォーマーなどを、家具やオブジェにも通じる佇まいへと仕立てるポーランド発のラグジュアリー・フィットネスブランドだ。国内ではduxが正規輸入販売元となり、製品販売だけでなく、ラグジュアリー住宅、ホテル、ヴィラなどを対象としたビスポークのホームジム提案も行っている。
6種類の天然木、5種類の本革などからインテリアに合わせて仕様を選択でき、熟練した職人がMade to Orderで仕上げる。機能性を前面に押し出す一般的なフィットネス機器とは異なり、フィットネス機器の存在自体を空間のデザイン要素へと変えていく。今回も、その世界観は「Quiet Luxury」という言葉で表現されている。

LWL onlineが2026年7月にJAXSON TOKYOでの展示を取材した際、dux代表の松嶋環氏は、ラグジュアリー住宅でありながらフィットネスルームだけが無機質な「ジム然」とした空間になってしまうことへの違和感が、PENT.を日本へ導入した背景のひとつだったと語った。
PENT.はフィットネス機器を隠すのではなく、「住空間を構成する要素として見せる」という発想を可能にする。
今回、その「Interior Fitness」という哲学は、さらに一歩先へと進んだ。
PENT.とAD WORLDの家具・床・マテリアルがつくる「Reflection Lounge」
今回、PENT.の日本正規輸入販売元であるduxとコラボレーションするAD WORLDは、イタリアを中心に、ヨーロッパの家具、フローリング、サーフェスマテリアルなどを日本へ紹介してきた。1992年にミラノで活動をスタートし、ヨーロッパで自ら製品や素材を見て、触れ、選びながら、日本の空間へ届けてきた。「Made in EuropeとJapanese Craftsmanship」をコレクションのテーマに掲げ、「本物の上質」を生活空間へ提案している。
西新橋のショールームは約500平方メートルの空間。フローリングや壁材、各種マテリアルを、見た目だけではなく歩行感や触感、香りまで含めて体感できる場として構成されている。
「Reflection Lounge」でコラボレーションするのは、AD WORLDが扱うイタリアブランド「Listone Giordano(リストーネ・ジョルダーノ)」「MOROSO(モローゾ)」「tabu(タブー)」。

Listone Giordanoは、1980年代に2層複合フローリングを開発し、世界特許を取得したイタリアを代表するフローリングブランドである。木という素材の魅力を高度な加工技術とデザインによって引き出してきた。ミケーレ・デ・ルッキなど、イタリアンモダンを代表する建築家やデザイナーとの協働にも積極的で、床を単なる仕上げ材ではなく、空間を特徴づけるデザインエレメントとして提示している。
MOROSOは、北イタリア・ウディネを拠点とするコンテンポラリー家具ブランド。世界のデザイナーやクリエイターとのコラボレーションを重ね、クラフトマンシップと実験的なデザインを融合してきた。AD WORLDではイタリアを代表するファニチャーブランドのひとつとして展開されている。近年はパトリシア・ウルキオラとのコラボレーションを中心に、丸みのある有機的な形状が特徴的な家具を多く生み出し、代替の利かない個性的なデザインが高い評価を得ている。
そしてtabuは、染色技術を駆使した天然木突板で知られるイタリアのマテリアルブランドである。木目と色彩による500以上のバリエーションを展開し、伝統的な象嵌を現代的に再構築したコレクションなど、木という自然素材に新たな表情を与えている。
「鍛える部屋」から「自分へ還る場所」へ。ラグジュアリー住宅のウェルネス空間
床に触れる足の感覚、天然木やレザーの質感、身体を預ける家具、壁面を彩る木の表情、そして身体を動かすためのフィットネスプロダクト。それぞれを別々の商品として見るのではなく、人がその場所でどのように過ごし、どのように身体と心を整えるのかという「体験」から空間を組み立てている。
2026年6月・7月にJAXSON TOKYOで開催されたPENT.の展示では、バスタブ、サウナ、フィットネスという身体的ウェルネスのつながりが見えてきたが、今回のAD WORLDとの取り組みでは、そこからさらにフローリング、壁、家具、素材へと拡張される。PENT.が掲げてきた「Interior Fitness」が、本当の意味でインテリアデザインの一部になっていく試みであると捉えてもよいだろう。

「Reflection Lounge」という名称が示すのも、激しいトレーニングのためだけのホームジムではない。一日の終わりに身体を動かし、緊張をほどき、静かに自分自身を取り戻す。その時間を支えるエレメントとして、フィットネスと家具、建材、そして空間の美しさをつなげる。
フィットネスマシンを住宅に追加するのではなく、美しい空間で過ごす体験価値そのものをウェルネスへとつなげていく。duxとAD WORLDによる「Reflection Lounge」は、これからのラグジュアリー住宅におけるウェルネス空間のあり方を考える、ひとつのケーススタディになりそうだ。
「Reflection Lounge」開催概要
- 会期:2026年8月19日(水)~11月13日(金)
- 時間:10:00~17:00 ※予約制
- 休館:土・日・祝日
- 会場:AD WORLD ショールーム
- 住所:東京都港区西新橋3-23-6
- アクセス:都営三田線「御成門」駅徒歩1分、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅徒歩8分
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