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【AIスマートホーム/ホームオートメーション特集】サーカディアンライティングは窓で決まる
前々回の記事で論じたサーカディアンライティングを住まいの技術として成立させるならば、照明器具の話だけで終わるわけにはいかない。朝の光をどう取り込み、昼の眩しさをどう抑え、夕刻の減衰する自然光をどう受け止め、夜の静けさへどう接続するか。その成否を握っているのは、実のところ窓廻りである。
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映像機器で存在感を放つBenQが、ピアノの視環境へ。グランドピアノ向け「PianoLight® Grand」登場
PCモニターやプロジェクターで知られるBenQが、ピアノ演奏のための光環境に踏み込む。アップライトピアノ向け照明「PianoLight®」を2026年4月16日に再販するとともに、グランドピアノ向けの新モデル「PianoLight® Grand」を6月中旬に発売。映像機器で培ってきた「見え方」の知見を、今度は演奏空間のライティングへと展開する。
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山梨デザインプロジェクト発表会レポート。山梨が世界に誇る技術とデザインの融合による新たな創造
山梨の風土が育んだ技術を、現代のデザインによって新たな価値へと結び直す試みが進んでいる。東京・六本木のAXISビルで開催された「山梨デザインプロジェクト」発表会では、甲斐雨端硯本舗、貴石彫刻オオヨリ、近藤ニットの3社と、深澤直人、柴田文江らデザイナーが協働した9製品を公開。地域の歴史と職人技を、国内外のモダンラグジュアリー層に向けたプロダクトへと昇華する、その現在地が示された。
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【AIスマートホーム/ホームオートメーション特集】良質な夜を連れてくる家。蛍光灯中心主義を超えて
日本の住まいでは、長い間、明るさを増やすことを進歩だとみなしてきた。戦後の蛍光灯文化、そしてその延長線上にあるLEDシーリングライトへの一斉移行は、その価値観を最も端的に示している。しかし、本当に上質な住まいとはただ明るい家ではなく、必要な光だけを残し、必要な闇を守り、身体を静かに夜へ導く家である。いま問うべきなのは、器具交換ではなく、住まいの光の思想そのものだ。
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MEDUMがミラノデザインウィーク2026で示す、光と陰の「あわい」——インスタレーション「Light is Shadow」
MEDUM(メデュウム)が、ミラノデザインウィーク2026のトルトーナ地区でインスタレーション「Light is Shadow」を展開する。無機ELを用いた照明プロトタイプを通じて、光と陰を等価に扱う空間体験を提示し、過剰な明るさに覆われた現代に、もうひとつの光のあり方を問いかける。
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スマートホームインテグレーター、コンフォースがショールーム刷新、Lutron HomeWorksとCrestronを実装
ホームシアター工房名古屋(コンフォース)がショールームをリニューアルオープンした。テレビと100インチスクリーンを使い分けるリビングシアターを核に、Lutron HomeWorksによる照明・電動カーテン制御、Crestronによるホームオートメーションを統合。AVの体験にとどまらず、光・映像・音・住設が連動する、洗練された住空間を実感できる場へと生まれ変わっている。
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130がミラノで描く、存在の痕跡。新作《Link of Existence》をANTEPRIMA Showroomで発表
身体が去った後にも、空間には熱や時間の残り香がある。デザインブランド「130(ワンサーティ)」がミラノデザインウィーク2026で発表する新作《Link of Existence》は、その見えにくい気配を椅子というかたちに結晶させた作品だ。ANTEPRIMA、WOWとの協働展「Link of Moments × Link of Existence」を通じて、記憶と存在の輪郭が、映像と立体の両面から静かに浮かび上がる。
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【スマートホーム/ホームオートメーション特集】Lutron HomeWorks① Lutron HomeWorksはなぜ生まれたのか?
日本の住宅業界では、Lutronはいまだに「高級調光ブランド」、あるいはGRAFIK Eye QSの会社として語られることが多い。だが、いま本当に見るべきなのはその先である。同社が昨年日本でも発表したHomeWorksは、照明、窓まわり、空調を統合し、住まい全体に一貫した振る舞いを与えるためのHome OSだ。ルートロンの歴史をたどると、その到達点は突然生まれたものではなく、最初から必然だったことが見えてくる。
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FLOS「Super Wire T」国内先行発売。Formafantasmaが描く、静かな未来の照明
イタリア照明デザインを代表するFLOSから、Formafantasmaが手がけたテーブルランプ「Super Wire T」が登場した。トーヨーキッチンスタイルが国内先行発売するこの一灯は、フィラメントを思わせる繊細な“光の線”を造形の主役に据え、工業的な構造美とノスタルジックな情緒を同居させる。光を足すための器具というより、空間の陰影と静けさを整える小さな建築的装置として、この照明を見てみたい。
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【AIスマートホーム/ホームオートメーション特集】サーカディアンライティング。住まいが時間を設計するとき
スマートホームの価値は、もはや「簡単に操作できること」だけではない。いま問われているのは、サーカディアンリズムという人間の時間に住まいがどう応答し、ラグジュアリーとウェルネスを同じ環境設計のなかでどう接続するかである。サーカディアンライティングを軸に、光と暗闇が住まいの質をどう変えるのかを考える。
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ミラノで、器は風景になる。ノリタケが示す「Noritake Design Collection」の新しいラグジュアリー
テーブルウェアは、食卓の光を受け止め、所作を導き、空間に静かな緊張感を与える、小さな建築である。1904年創業のノリタケは、2024年に始動した「Noritake Design Collection」を通じて、世界的なデザイナーや建築家との協働を加速。Milan Design Week 2026では、ALCOVAの会場であるバッジョ軍病院跡地内「Casa delle Suore」を舞台に、職人技と現代デザインが交差する体感型インスタレーションを展開する。
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洗濯機がAI対応する時代、快適な暮らしは衣服を愛でることから始まる
日々の暮らしの中で、私たちはどれほど“洗濯”という行為に意識を向けているだろうか。脱いだ衣服を、“洗濯機”という名の機械に委ね、スイッチを押す。その当たり前のルーティンの先に生まれるのが、衣服に袖を通した瞬間の快適さ。洗濯機という家電は、“肌触り”や“清潔感”といった生活の中の心地良さを下支えする存在なのだ。
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ジオ・ポンティの思想を住まいに置く。Molteni&C「GIO PONTI OBJECTS」日本発売
Molteni&Cが建築家ジオ・ポンティのデザイン思想を受け継ぐオブジェコレクション「GIO PONTI OBJECTS」を発売した。展開場所は、東京・南青山のパラッツォ・モルテーニ東京。アルフレックスジャパンが国内販売を手がける。
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アルマーニ / カーザ、軽井沢近接のMMoPで空間インスタレーション開催。光と余白が導く「静かなラグジュアリー」を体感
ラグジュアリーな住まいは装飾の量では決まらない。光の入り方、素材の静かな表情、構造の緊張感、そしてそこで過ごす時間の質によって、その空間の格は立ち上がり、ラグジュアリーの質は変わってくる。
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【AIスマートホーム/ホームオートメーション特集】AIスマートホーム時代、ローカルネットワークがますます重要になるのはなぜ?
AIがスマートホームに入り始めた今、あらためて問われるのは、住まいの知能化をどこに置くべきかという問題である。LWL onlineは、AI以前から、スマートホームをIoTガジェットの集合ではなく、ローカルネットワークを基盤とする住宅インフラとして捉えてきた。CrestronやControl4のようなHome OS、そしてその下層を支えるフィールドバスは、なぜローカルを前提としてきたのか。プライバシーやセキュリティに加え、堅牢性、保守性、そしてラグジュアリーな体験価値という視点から、AIスマートホーム時代の住まいを考える。
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Molteni&C新コレクションが日本発売。MONK復刻と新作家具が描く、ミラノ発ラグジュアリーインテリアの現在地
1934年創業のイタリアを代表する総合インテリアブランド、Molteni&C。その2025コレクションが、2026年4月1日より日本国内で発売された。ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン監修のもと、ミラノという都市の記憶とブランドアーカイブを現代の住空間へと引き寄せた今回の新作群は、家具を単体のプロダクトではなく、空間の空気や時間まで整える存在としてあらためて提示している。
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【AIスマートホーム/ホームオートメーション特集】特集記事目次+超入門者向けQ&A10問
スマートホーム/ホームオートメーションをめぐるLWL onlineの記事は、気づけば相当な本数になりました。IoTガジェットの違和感、サービス終了のリスク、建築に組み込まれるHome OSという思想、オープンプロトコルの重要性、そしてラグジュアリー住宅と資産価値の関係——。それらはすべて、「住まいに知性をどう宿すべきか」という一つの問いに収束しています。
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髙島屋と龍村美術織物、ミラノデザインウィーク2026「フォーリサローネ」に共同出展。「CASA TATSUMURA」で帯の美をインテリアへ
髙島屋と龍村美術織物が、イタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2026の「フォーリサローネ」に共同出展し、新たなインテリアコレクション「CASA TATSUMURA(カーサ タツムラ)」を発表する。会期は2026年4月21日から26日まで。会場は、ミラノ市内のMaurizio Baldassari Showroom。
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HOMMA×たなべの杜、松江で始まる建築融合型スマートホーム
自然素材のぬくもり、庭とのつながり、そして光や風が整えられた住空間。その心地よさは建築だけで完結するものではない。いま求められているのは、住まいの意匠や素材感を損なうことなく、光や空気、温熱環境、安全性までを建築と一体で設計し、暮らしの質そのものを底上げしていく技術である。
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生成AIとの対話でキッチンは進化する。毎日の調理助手になるシャープの冷蔵庫
シャープのキッチン家電といえば、クラウドAIと連携して毎日の料理をアシストするサービスで市場を牽引してきた存在。そして今、そのステージは生成AIと融合し、新たな領域に入っている。
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「ストレスレス®ストア青山 by 亀屋家具」が南青山にオープン。北欧チェアで叶える上質な休息
4月1日、東京・南青山に「ストレスレス®ストア青山 by 亀屋家具」がオープンした。日本初となるストレスレス®パートナーショップである。北欧ノルウェー発のプレミアム家具ブランド、ストレスレス®の世界観を本格的に体感できる新たな拠点となる。
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【AIスマートホーム/ホームオートメーション特集】Ask Homeとは何か? Googleの自然言語インターフェースが変えるスマートホームとHome OSの未来
スマートホームは長らく、アプリやタッチパネルで設備を選び、機能を呼び出す「コマンド選択」の世界だった。だが、Googleが打ち出したAsk Homeは、その前提を静かに書き換えつつある。いま起きているのは、単なる音声操作の進化ではない。住まいの操作そのものが、「機能を選ぶ」行為から、「意図を言葉で伝える」行為へとシフトしつつあるのだ。
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ウェルネスは“足元”から始まる。Anker「Eufy Robot Vacuum Omni C28」は押して拭くロボット掃除機
床の清潔感を保つことは、そこに暮らす人のウェルネスにもつながっている。拭き掃除の性能を高めたAnkerの最新ロボット掃除機「Eufy Robot Vacuum Omni C28」をご紹介しながら、床の美しさと生活空間の居心地について説いていこう。
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【AIスマートホーム/ホームオートメーション特集】AIスマートホームとは何か? AIハブとHome OSから解読する
まず、よくある誤解を解いておこう。AIはスマートスピーカーの中に宿るのではない。より正確に言えば、AIスマートホームは、音声アシスタントが流暢になることではない。AIが住まいの状況を知覚し、その知覚が制御へと接続され、さらに照明、空調、シェード/遮光、AVといった住宅設備のネットワークにまで浸透していくとき、住まいはようやく「理解して動く環境」になり始める。
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表参道ヒルズ20周年の夜。バング&オルフセンの“魔法”が安藤忠雄建築を包んだ
2026年3月27日の夜、東京・表参道のランドマーク「表参道ヒルズ」で、開業20周年という大きな節目を祝う完全招待制の記念パーティーが開催された。デンマークが誇るハイエンドオーディオブランド「BANG & OLUFSEN(バング&オルフセン)」は、この記念すべき一夜に、表参道ヒルズを“ジャック”した。
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“音の居場所”はどこか? 町田瑞穂ドロテア氏がKEF Music Galleryで再定義する、インテリアと音の幸福な関係
上質な家具をしつらえ、やわらかな照明を灯す。理想の住まいを追求するプロセスにおいて、私たちは視覚的な完成度に心血を注ぐが、果たして“音”についてはどうだろうか。先日、東京・青山の「KEF Music Gallery」にて、インテリアコーディネーター・町田瑞穂ドロテア氏を迎えて開催されたトークイベントは、住宅設計で後回しにされがちな「音と空間」の関係を鮮やかに再定義する場となった。当日の模様をレポートしていこう。
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【AIスマートホーム/ホームオートメーション特集】AIカメラとは何か?Eufy S4が示す「理解するカメラ」とスマートホームの未来
カメラは、長らく「記録する装置」だった。目の前で起きている出来事を、そのまま映像として残す——それがその本質である。しかしいま、その定義が静かに書き換えられつつある。AIがカメラの内部に入り込み、映像を「理解」し始めたのだ。それは単なる機能追加ではない。カメラというデバイスそのものに、「知性」が宿り始めたことを意味する。
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テレビは新しいアートになる。TCLが提案する、インテリアパーツとしての映像再生装置
アート×テクノロジーの融合を掲げ、テレビを“空間に馴染むアート作品”へ近づけることを目指して開発されたTCLの4Kテレビ「A400 Pro NXTVISION TV」シリーズ。テレビを家電として置くのではなく、“暮らしの景色の一部”として楽しむ提案だ。
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【スマートホーム/ホームオートメーション特集】かつて最先端だった日本のスマートホーム。なぜ進化が止まったのか? 日本のホームオートメーション50年史
スマートホームの歴史を語るとき、多くの場合は欧米発の系譜――X10からフィールドバス、そしてAIへと至る直線的な進化が前提とされる。しかし日本において、その歴史はまったく異なる様相を示してきた。
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【AIスマートホーム/ホームオートメーション特集】スマートホーム50年史。X10からAIエージェント住宅・オートノマスホームまでの進化と構造
スマートホームという言葉は広く普及したが、その実態は一様ではない。赤外線リモコン操作の延長として語られることもあれば、AIが住宅を制御する未来像として語られることもある。本稿では、1970年代のホームオートメーション黎明期から、グローバルでのフィールドバス、CEDIA文化に象徴されるホームオートメーション、日本独自のHA規格、IoT型ガジェットスマートホーム、そして現在進行形のAIスマートホーム、さらには近未来の「AIエージェント住宅」や「オートノマスホーム」に至るまで、約50年にわたる進化の構造を読み解く。