Bowers & WilkinsとROLF BENZが新宿高島屋でポップアップ。音とインテリアが響き合う上質なリビング体験
取材/LWL online編集部
英国発のオーディオブランド、Bowers & Wilkins(バウワース&ウィルキンス)は、6月10日(水)から6月30日(火)まで、東京・新宿の新宿高島屋 10階 インテリア 特設会場にて、期間限定のポップアップストアをオープンする。Bowers & Wilkinsのスピーカーやオーディオシステムと、ドイツの高級家具ブランド、ROLF BENZ(ロルフベンツ)とのコーディネートにより、「音」と「家具」が一体となったリビング空間が提案されている。
スピーカーの音質だけでなく、家具の座り心地、空間の見え方、素材感、動線、佇まいまで含めて体験できる場は、これからのラグジュアリーな住空間を考えるうえで重要な意味を持つ。
オーディオとインテリアを「同じ空間」で考える
Bowers & Wilkinsは、1966年に英国で設立されたハイエンド・オーディオブランド。ホームスピーカー、ヘッドフォン、カスタムインストール、カーオーディオなど幅広い領域で、高性能オーディオの世界を牽引してきた。特に同社のスピーカーシステムは、世界有数のレコーディングスタジオやミュージシャンから高い評価を受けてきたことで知られる。LWL onlineでもBowers & Wilkinsのフラッグシップやブランドの取り組みを紹介してきた。
一方のROLF BENZは、タイムレスなデザインと人間工学に基づく座り心地を追求するドイツの高級家具ブランドである。単に美しい家具というだけでなく、長時間くつろぐための快適性、身体を預ける安心感、空間に馴染む端正なデザインを備えるブランドとして、上質なリビングシーンを支えてきた。

両者が組み合わされることで「音を聴くための空間」と「生活するための空間」を分けないという発想が見えてくる。
一般的にハイエンド・オーディオは、機器そのものの性能やスペック、音場表現、解像度といった観点で語られることが多い。もちろんそれはベースとなる。一方で実際の住まいにおいては、オーディオは家具や照明、アート、建築内装とともに存在する。いくら優れた音を奏でるシステムであっても、空間のデザインと調和しなければ、日常の中に自然に溶け込むことは難しい。
今回のポップアップは、まさにその課題に対するひとつの回答である。Bowers & Wilkinsの音をROLF BENZの家具とともに体感することで、「自宅にどのようにオーディオを取り入れるか」をより具体的に想像できる。機器単体の展示ではなく、空間体験そのものの提案なのである。
804 D4を中心に上質なアナログサウンドを体験できる
メインシステムのスピーカーには、Bowers & Wilkinsのハイエンドスピーカー「800 Series Diamond」のフロアスタンディングモデル「804 D4」が用意される。
今回ピックアップされる804 D4は、フロアスタンディング型でありながら、リビング空間にも馴染みやすいモデルとして位置付けられている。
組み合わされるのは、マランツのHi-Fiコンポーネント「30シリーズ」、そしてデノンのフラッグシップ・レコードプレーヤー「DP-3000NE」。デジタル再生だけでなく、アナログレコードを中心とした音楽体験を楽しめる構成となっている。

LWL onlineでは、アナログレコードというメディアの持つ身体性に注目している。レコードのジャケットを手に取り、盤面をターンテーブルに載せ、針を落とすという一連の所作は、音楽を単なるBGMとしてではなく、時間をかけて味わう体験価値へと変える。ROLF BENZのソファに身を預けながら、Bowers & Wilkinsのスピーカーでレコードを聴く体験は、まさにリビングにおける音楽を体感する時間の豊かさを示すものだ。

試聴用ディスクには、Bowers & Wilkinsの800 Series Diamondがレコーディング・モニタースピーカーとして活躍している、英国ロンドンのアビーロード・スタジオで録音されたアルバムや映画音楽を中心に、さまざまなアーティストのレコードが用意される。この点も会場での聴きどころとなりそうだ。
Zeppelin Pro Editionによるもうひとつのリビングオーディオ
会場では、メインシステムに加えて、Bowers & Wilkinsのワイヤレススピーカー「Zeppelin Pro Edition」と、デノンのBluetooth対応レコードプレーヤー「DP-500BT」を組み合わせたサブシステムも体感できる。


この構成はより現代的なリビングオーディオの在り方を示すものといえる。大型のコンポーネントシステムを本格的に組む楽しみがある一方で、住まいの中には、より軽やかに音楽を取り入れたい場所もあるだろう。リビングのサイドボードや書斎(ホームオフィス)、寝室など、空間ごとにふさわしい音の佇まいは異なる。
Zeppelin Pro Editionは、Bowers & Wilkinsらしい造形性を備えたワイヤレススピーカーであり、インテリアの中で視覚的な存在感も持つ。音を出すための機器であると同時に、空間のアクセントにもなる。オーディオというと、とかく「隠す」に注力しがちだが、「美しく見せる」選択肢として、これからの住空間においてますます重要になるだろう。
新宿高島屋のインテリアフロアで体験する意味
今回のポップアップストアが、新宿高島屋10階のインテリア特設会場で開催されることにも注目したい。オーディオ専門店やショールームでの試聴は、機器の性能を確認するうえで重要な体験である。一方で、インテリアフロアでの展示は、スピーカーやオーディオシステムが実際の住空間にどのように収まり、家具や照明、素材感とどのように調和するのかを想像しやすい。
特にラグジュアリーな住空間において、オーディオは単独で存在するものではない。ソファ、ラグ、照明、アート、造作家具とともに、ひとつのリビング体験を構成する。今回のポップアップは、Bowers & Wilkinsの音をROLF BENZの家具とともに体験することで、音を「聴く」だけでなく、音のある暮らしを「思い描く」ための場となっている。
予約不要のレコードコンサートも実施
会期中の6月20日(土)と27日(土)には、予約不要のレコードコンサートも実施される。各日13時、15時、17時からの3回開催。各回45分。Bowers & Wilkinsの804 D4を中心としたオーディオシステムで、アナログレコードのサウンドを楽しむことができる。
各回3名まで着席可能とのことで、リビングに近いスケール感でじっくりと音を体験できる。大規模なデモンストレーションではなく、限られた人数で、家具とともに音楽に向き合う時間。それは、今回のポップアップが掲げる「オーディオとインテリアのコーディネート」というテーマにふさわしい体験になるだろう。
音のあるリビングをもう一度考える
住まいの中で音楽はどのような場所を占めるべきなのだろうか?
スマートフォンやワイヤレスイヤホンの普及により、音楽はかつてないほど身近なものになった。一方、住空間の中で音楽と向き合う時間は、むしろ希薄になっている面もある。だからこそ、リビングの中に「音の居場所」をつくることには、きわめて大きな意味がある。
Bowers & Wilkinsのスピーカーが奏でる音、ROLF BENZの家具がもたらす快適性が重なり合う今回のポップアップは、オーディオを単なる趣味の道具としてではなく、上質な暮らしを形づくる要素として捉え直す機会となる。
音と家具が響き合うリビングの在り方、あるいはハイエンド・オーディオを日常空間に美しく取り入れるにはどのような視点が必要なのだろうか? 今回のポップアップストアは、その答えを実際に体感できる場となるだろう。
Bowers & Wilkins × ROLF BENZ ポップアップストア 開催概要
- 期間:2026年6月10日(水)〜6月30日(火)
- 場所:新宿高島屋 10階 インテリア 特設会場
- 住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号
- 営業時間:午前10時30分〜午後7時30分
- ※最終日は午後5時閉場
- ※都合により、営業の休止または営業時間等が変更となる場合があります。
レコードコンサート
- 開催日:2026年6月20日(土)、6月27日(土)
- 時間:各日 13:00〜13:45/15:00〜15:45/17:00〜17:45
- 予約:不要
- 定員:各回3名まで着席可能
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LWL online 編集部