DESIGNART TOKYO 2026、銀座・有楽町をメイン会場に。第10回のテーマは「Hibiki」
取材/LWL online編集部
日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2026」が、2026年10月30日(金)から11月8日(日)まで開催される。第10回の節目となる今回は、歴史と革新が交差する銀座・有楽町エリアをメイン会場として展開。今年のテーマ「Hibiki」をもとに、アーティストのKenta Cobayashiが手がけたキービジュアルも公開された。東京という都市を舞台に、デザイン、アート、インテリア、ファッションがどのように響き合うのか。都市空間そのものを会場化するDESIGNART TOKYOの新たな展開に注目が集まる。
DESIGNART TOKYO 2026、記念すべき第10回は銀座・有楽町をメイン会場に
日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2026」が、2026年10月30日(金)から11月8日(日)までの10日間にわたり開催される。記念すべき第10回となる今回は、銀座・有楽町エリアをメイン会場に展開されることが発表された。
DESIGNART TOKYOは、東京を舞台に、デザイン、アート、インテリア、ファッションなど多彩な領域のプレゼンテーションを行う都市型フェスティバル。世界屈指のミックスカルチャー都市である東京に、国内外から独創的な作品やクリエイションが集まり、街そのものを回遊しながら新しい表現と出会う場として注目を集めてきた。
第10回という節目を迎える2026年は、これまでの歩みを継承しながら、東京という都市が持つ多層的な魅力をあらためて可視化する機会となりそうだ。

東京の中心で、デザインとアートが都市空間に響き合う
第10回のメイン会場となる銀座・有楽町エリアは、東京の中心に位置し、商業、文化、建築、交通が高密度に重なり合う都市空間である。老舗百貨店やギャラリー、劇場、オフィス、ホテル、商業施設が集積し、歴史ある都市景観と新しい都市開発が隣り合うエリアでもある。
銀座は、長く東京の商業文化を象徴してきた街であり、有楽町は交通結節点であると同時に、劇場や映画館が集まる文化性、オフィス街、商業施設が重なる都市の交差点でもある。そこには、建築、インテリア、店舗空間、サイン計画、街路空間、ショーウィンドウなど、都市を構成する多様なデザイン要素が存在している。
DESIGNART TOKYO 2026は、この「歴史と革新が交差する」銀座・有楽町を舞台に、デザインとアートが都市の中でどのように響き合うのかを提示する機会となる。単に作品を展示するだけではなく、都市空間そのものを会場として読み替える体験にもなりそうだ。
2026年のテーマは「Hibiki」。Kenta Cobayashiによるキービジュアルも公開
今年のテーマは「Hibiki」。これにあわせて、アーティストのKenta Cobayashiが手がけた「DESIGNART TOKYO 2026」のキービジュアルも公開された。
「Hibiki」には、人種、業種、世代など、多様な要素が溶け合い、新しい価値を創造していく期待が込められているという。デザイン、アート、インテリア、ファッションといった領域を横断しながら展開されてきたDESIGNART TOKYOにとって、このテーマは10回目という節目にふさわしいものといえるだろう。
また、「Hibiki」というテーマは、空間と身体、都市と感性、デザインと生活文化の関係を考えるうえでも示唆的だ。デザインやアートは、単体の作品として完結するだけではない。建築やインテリア、街路、商業空間、人の動きと重なり合うことで、体験として立ち上がる。DESIGNART TOKYOが都市型フェスティバルであることの意味もそこにあるといえるだろう。
表参道の風景をブラシストロークで再構成したキービジュアル
キービジュアルでは、DESIGNART TOKYO発祥の中心地でもあり、デザイン、インテリア、アートが数多く集まる表参道の風景を切り取り、Kenta Cobayashiならではのブラシストローク表現によって大胆にビジュアル化している。
都市の風景が揺らぎ、変容し、色彩や線の重なりとして立ち上がるビジュアルは、テーマである「Hibiki」が持つ、複数の要素が共鳴しながら新しい価値を生み出すイメージと重なる。表参道というDESIGNART TOKYOの出発点と、銀座・有楽町という第10回のメイン会場。そのふたつの都市的文脈が、今回のキービジュアルにも重ねられているように見える。
Kenta Cobayashiは1992年神奈川県生まれ。東京と湘南を拠点に活動する写真家・アーティストで、自ら撮影した写真の一部を画像編集ソフトで変容させる「#smudge」シリーズで知られる。近年は、立体、パフォーマンス、CG、VR、NFT、ファッションなど、メディアを横断しながら写真表現の拡張に取り組んでいる。
銀座・有楽町という都市インフラを、クリエイションの舞台へ
DESIGNART TOKYO 2026は、展示イベントという枠を超えて、都市の中に点在する会場をめぐりながら、デザインとアートが街の見え方を変えていく体験でもある。
第10回となる今回は、銀座・有楽町という東京を象徴するエリアをメイン会場とすることで、都市インフラ、商業空間、文化施設、街路空間そのものが、クリエイションの受け皿としてどのように機能するのかにも注目したい。
特に銀座・有楽町は、建築やインテリアの観点から見ても、都市の変化が非常に見えやすいエリアである。歴史ある建物、再開発による新しいファサード、商業施設のショーウィンドウ、ホテルやギャラリー、劇場などが重なり、街全体がひとつの展示空間のような性格を持っている。
DESIGNART TOKYO 2026は、デザインやアートを鑑賞するイベントであると同時に、東京という都市の現在地を歩きながら感じる機会にもなるはずだ。会場の詳細については、2026年7月上旬に発表予定としている。
DESIGNART TOKYO 2026 開催概要
- 会期:2026年10月30日(金)〜11月8日(日)
- 主催:DESIGNART TOKYO実行委員会
- 発起人:青木昭夫(MIRU DESIGN)/川上シュン(artless)/小池博史(NON-GRID・IMG SRC)/永田宙郷(TIMELESS)/アストリッド・クライン(Klein Dytham architecture)/マーク・ダイサム(Klein Dytham architecture)
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LWL online 編集部